【調査結果】9割の親が子どもの手作り年賀状を「出してよかった」そのメリットとは?

【調査結果】9割の親が子どもの手作り年賀状を「出してよかった」そのメリットとは?
新年の朝に配達される年賀状。送る準備は大変だが届くとやはり嬉しいもの。今年は子どもに年賀状を書かせてみては? 実際に子どもが年賀状を出したことがあるというパパ・ママに聞いたメリットなどを参考にしてみよう。

【子どもの手作り年賀状がおすすめ】
2024年の年賀状はどうする?

あっという間に年の瀬が迫っている。仕事や家事に加え、クリスマスや忘年会などのイベントに大掃除など、何かと忙しい季節だ。年賀状準備もこの季節ならではのこと。もう今年は出すのをやめてしまおうか、と心が挫けそうになっている家庭も少なくないかもしれない。

そんなパパ・ママは、年賀状を子どもに出させてみてはいかがだろうか。子どもにとっては、年賀状を書くことで手書きの文化や丁寧な挨拶のしかたを学んだり、感謝の気持ちや思いやりを表現したりと、コミュニケーションスキルの向上が期待できる。

実際に子どもが年賀状を出したことがあるというパパ・ママに調査してわかった、具体的なメリットや感想などを紹介しよう。

【子どもの手作り年賀状がおすすめ】
子どもが年賀状を「出して良かった」と思う理由はたくさん!

年賀状印刷やポチ袋の企画・販売などを行うフタバ株式会社は、子どもが出した初めての年賀状に関するアンケート調査を実施した。


まず尋ねているのは、「初めて子どもが年賀状を出したのは何歳の時か」。最多は「4~5歳(43%・86人)」。ついで「6~7歳(28%・57人)」、「2~3歳(14%・28人)」という結果に。保育園・幼稚園の年中クラス~小学1年生あたりに年賀状デビューを経験している子どもが多いようだ。


「親目線で、年賀状を出してよかったと思いますか?」と聞くと「はい」が193人を占め、ほぼ全員が「出してよかった」と回答した。理由として次のような声が寄せられている。

子どもが年賀状を出してよかったと思う理由は?

●字を書くことがあまり得意ではなかった(楽しくなかった)息子が、字を書いて人に喜んでもらえることを知り、また祖父母の嬉しそうな顔を見れて自信になったと言ってくれて、改めて出して良かったと思った。(30代女性)
●普段絵を描くことがあまり好きではない子どもですが、年賀状は興味をもち自ら描いた。祖父母の喜んだ反応も嬉しかったそう。気持ちをカタチに残せるのがいい。(30代女性)
●ハガキを出すという事が初めての経験で、とても良い思い出になったから。それをきっかけに字や絵を描くのが楽しくなったようだから。(40代女性)
●どんな風に書いたのか話しを聞いたり、ココを頑張ったんだよ! と教えてもらったり、祖父母にとってもいい思い出になったと思う。(30代女性)
●ハガキを買う、挨拶文を書く、ポストに入れるといった初めての経験をたくさんできたから。(40代女性)
●送りたいという気持ちでいるので、自分から進んで絵を書いたりポストに入れに行く姿は成長も感じられたのでとても良かったと思った。(40代女性)
●子どもが嬉しそうにしていたし、年賀状の文化は薄れてきているが、お手紙を書くという経験をさせてよかったと思う。(40代女性)
●可愛い姿を親戚や、友達などに見せることができたから。(30代女性)


「お子さんはもう一度年賀状を出したそうですか?」を質問すると、「はい」が約7割(69%・139人)、「どちらとも言えない」が約2割(24%・48人)、「いいえ」が約1割(7%・13人)という結果に。それぞれの理由をみてみよう。

子どもはもう一度年賀状を出したそうにしている?

<出したそうにしている>
●今年はこんな絵にしようかな。こんなこと書こうかなと自発的に考えて、毎年オリジナル溢れる作品が出来上がっている。一年学校であったことや楽しかったこと、お正月会ったらしたい事、を主に書いています。(30代女性)
●翌年以降も作ると張り切っている様子だった。(30代男性)
●先生からの返信が嬉しくて、毎年楽しみに出している。(40代女性)

<どちらとも言えない>
●お絵描きと違って字を書くことが大変だった様子のため。(30代女性)
●時間が経って年賀状のことについてもう忘れていそう。親が年賀状を作る時期になったらやりたいか確認してみる。(30代女性)
●次の年も言えば書いていたが面倒くさそうだった。(30代女性)

<出したそうにしていない>
●LINEで「ありがとう!」と返事がかえってきて一度送ったら満足してそれ以来年賀状は書かなくなった。(40代女性)
●お返事が来て喜んだりしていたが、次の年にはすっかり忘れたようだった。(30代女性)
●年賀状に関しては、書き終わったら、あまり興味はなさそうな気がした。描き終わったことで満足しているようだった。(50代女性)


最後に「初めて年賀状を出したときのきっかけは親からですか? お子さん本人からですか?」と尋ねている。これには「親(42%・84人)」と「子(44%・89人)」がほぼ同率の回答となった。

初めて年賀状を出したときの経緯は、「親の姿を見て興味を示した」「保育園・幼稚園で年賀状の話を聞いた」「小学校の宿題だった」「子ども宛に届いた年賀状のお返しを提案した」など、さまざまな場面で年賀状デビューのきっかけが訪れていることがわかった。

【子どもの手作り年賀状がおすすめ】
「世界で一枚だけ」に心を込めて

昨今では年賀状離れが進んでいる印象がある。LINEやメールでも気軽に新年のあいさつは交わせる。一方で年賀状には、世界で一枚だけの思いが込められる。印刷済みのはがきに一言書き添えるだけでも味わいが増すものだ。

俳句の世界では冬の季語に「賀状書く」というものがある。親子で賀状書きをしてみることで、この季節ならではの文化を改めて楽しんでみてはいかがだろうか。

〈調査概要〉
「お子さんが出した初めての年賀状」に関する調査
・調査主体:フタバ株式会社
・調査期間:2023年9月19日~26日
・調査機関:クラウドワークス
・調査方法:インターネットでのアンケート調査
・調査対象:10~60代以上の男女
・有効回答人数:200名

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文:平井達也

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