2024.06.28
2023.07.18
2023.12.22
子どもの頃からの夢を応援し続けてくれた両親。その想いを今度は菊地さんが自分の子どもに伝えている。故郷を離れ上京しアイドルの道を歩んできた経験が、現在の菊地さんの子育ての姿勢に活きていた。
「私自身、夢に向かって頑張れたのも両親の支えがあったから。わが子も同じように支えてあげたいんです。
だから興味のあることはなんでも一緒にやろうという感じで、話をよく聞いてあげることを大切にしていますね。一緒にやろうよ! という環境を作りたい。最近は子どもがピアノに興味を示しているので、やらせてみようかな(笑)」。
そう言えるのは彼女自身が、ご両親に夢を応援してもらっていたからに他ならない。
「実家は北海道にあるんですけど、近くの公立幼稚園に通って自然豊かな環境でのびのび育ちました。楽しかったですね。
小学生の頃には『モーニング娘。』に憧れて、私も絶対になりたい! って。田舎だったので叶わない夢だと周りからは思われてたのですが、両親の応援があったからこそ、諦めずにその夢が叶ったんだと思います。
特に母はいつも温かく見守ってくれていて、中学1年の時に初めて東京のオーディションの最終審査に残って、でもそのために上京するのは難しいだろうなと思っていたら連れて行ってくれたんです。母と2人で審査会場に向かった緊張感を今でも覚えています。母の支えがなければ、私は夢を諦めていたかもしれません」。
賞をいただけたのは素直に嬉しいと笑顔を絶やさない菊地さん。だが過去にはパパと衝突することもしばしば。子育ての悩みが尽きなかったという。
「夫とは子育ての方法で意見が合わずケンカになったこともありました。でも今ではお互いの育児観を認め合うことでうまくやれていると実感しています。子育てはチームワーク。コミュニケーションが大切ですね」。
彼女の言葉には、家庭をチームとして捉えることで、子育てと仕事の両立を成功させている様子が浮かび上がってくる。
「子どもが大きくなるにつれて年齢に応じた不安や悩みが出てくると思うんです。それに寄り添って、一緒に何かをしたり、今の瞬間を共有して、いっぱい思い出を作りたいなぁって。1回きりの人生だから、今の瞬間を大切にして、家族と一緒にいろんな経験を共有したいんです」。
タレントとしてママとして、今後の目標を聞いてみた。
「YouTubeでのライフスタイル発信を充実させていきたいですね。子育て世代のママたちのお役に立てる情報発信を心掛けたいと思います。忙しいママを元気づけるきっかけになれたら嬉しいです!
とはいえ、自分に厳しくなりすぎないことが大切だと思います。私も毎日が全力投球ではないですから(笑)。周囲の支えを借りながら、前向きにがんばっていきたいですね」。
菊地さんの言葉には、時に疲れながらも家族のために頑張るすべてのママへのエールがこもっていた。
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菊地亜美
1990年9月5日北海道生まれ。アイドリング!!!16号として活躍。2014年に同グル-プ卒業後は、「しゃべれるアイドル」としてバラエティー番組に多数出演。2020年に第1子となる長女を出産。Instagramに投稿される娘とのお出かけ風景や、YouTubeの子育てルーティン動画など、明るく自然体で仕事と子育てを楽しむ姿が、子育てママの共感を呼んでいる。
文・写真:竹治昭宏
表彰式写真:小野正博
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