2022.03.03
2021.04.04
2023.09.15
東京都心の新宿・渋谷から約30分の場所に、海・山・博物館・ロープウェイなど魅力がたっぷりつまった街がある。それが横浜。
およそ377万人の人口を抱える横浜は、「SUUMO住みたい街ランキング2023」に6年連続で1位に選ばれ、自治体をあげて子育て・教育への取り組みに力を入れ、「子育てしやすい街」として大きな人気を呼んでいる。
例えば、中学3年生までのすべての子どもの小児医療費が所得制限なしで無償になる、1歳児の受け入れ枠を増やすための保育施設への助成拡充、医療的ケア児を常時受け入れる「医療的ケア児サポート保育園」の認定園が12園あるなど、子育て世帯への支援策が手厚い。
今回は、そんな横浜の魅力をトコトン知り尽くした横浜市職員が、子育て世代のために横浜1日モデルプランとして厳選した5ヶ所を、編集部スタッフが実際に体験してレポートする。
横浜駅きた東口Aからベイクォーターウォークで徒歩3分。駅からつながった商業施設「横浜ベイクォーター」の中にある室内遊び場「DADWAY プレイスタジオ」。
ダッドウェイが「子連れの方が安心しておでかけを楽しめる時間・空間」をコンセプトにプロデュースし、ダッドウェイのおもちゃで自由に遊べるのが魅力だ。発達段階に合わせた多種多様なおもちゃや大型遊具を通じて、子どもの個性を伸ばし協調性を育む。
生後6ヶ月~2歳の「ベビーエリア」と、3~6歳(未就学児)の「キッズエリア」というように、年齢に応じて遊べる空間が分かれている。ベビーカー置き場とロッカーが近くにあるのも便利なポイント。さらに授乳室とベビールームもあって、赤ちゃん連れのファミリーも安心だ。
ダッドウェイといえば、Ergobaby(ベビーキャリア)やSassy(知育玩具)、NUK(ほ乳びん)など世界中の優れたベビー用品を企画、輸入、販売し、子育て世代に絶大な人気を誇る会社。
理念は「世界中のこどもたちが笑顔いっぱいの毎日を過ごせる社会の実現」だ。ここに来ればまさに、パパもママも赤ちゃんも未就学児の子どもも、みんなが笑顔になれる。
また、隣接するカフェ「VITAL MEALS BY DADWAY」も、お食事エプロン、キッズチェアーやキッズスペースをはじめ、子ども連れに嬉しい配慮がたくさん。
カフェ店内にある電子レンジは自由に使用可能。持ち込んだ離乳食等を温めることができる。
メニューも、無添加や低アレルゲンのキッズメニューが充実しているので、安心してカフェタイムを過ごすことができる。
無添加 汁なし担々麺、¥1,490(税込)
DADWAY プレイスタジオ
ホームページ:www.dadway-playstudio.jp
VITAL MEALS BY DADWAY
ホームページ:www.dadway-playstudio.jp/cafe
編集部スタッフの感想
DADWAY プレイスタジオは、ベビーエリアとキッズエリアに分かれているので、キッズのアクティブな動きも安心して楽しめました。
横浜には、企業運営のミュージアムやギャラリーが多数存在する。ここ「YUMESAKI GALLERY」は、グローバル企業LGが運営する最先端の「デジタル体験型施設」だ。
館内中央に設置された「Kinetic Art Wall」。16台のマルチディスプレイは壮大な音楽と映像に合わせて動く。
最新のデジタル技術に触れながらポストカードづくりやゲームなどのアクティビティが楽しめて、遊びながら知的好奇心を刺激する時間を過ごせる。子どもたちの個性と夢が花咲くエンターテインメント空間になっている。
このギャラリーの主テーマは、「5つの島を巡る「世界・未来」の旅、私たちの夢を創造する・未来の希望を想像するダイナミックなデジタル体験ギャラリー」だ。
クイズに答えながら、室内のプロジェクションマッピングとパノラマ映像が楽しめる「天文の島」は圧巻! 「持続可能な社会」を目指し、グローバル企業LGの世界観と思い描く未来、そして私たちが解決すべき環境課題など、親子でしっかり考えながら時間を過ごせる場所だ。
YUMESAKI GALLERY
ホームページ:yumesaki-g.com
編集部スタッフの感想
色彩の島ではデジタル万華鏡を自分たちでデザインして、出来上がったアートをポストカードにプリントしました。お土産ができて子どもも大喜び!
みなとみらい線「日本大通り駅」出口1から徒歩約3分の場所の象の鼻パーク内に、無料休憩所「象の鼻テラス」がある。象の鼻地区は横浜港発祥の地といわれている。海をのんびり眺めながらちょっと一休み、というのにぴったりの場所だ。
カフェの大きな窓には谷川俊太郎氏の美しい詩がデザインされている。
アートスペースとカフェを併設し、ジャンルレスなアート体験とさまざまなサービス、ワークショップが楽しめる。カフェでぜひ食べてほしいのが、可愛いいビジュアルの象の形をしたソフトクリーム。カフェの大きな窓には谷川俊太郎氏の美しい詩がデザインされ、窓越しに見える青い空と船が気持ちいい。
ゾウノハナソフトクリーム ¥480(税込)
象の鼻テラス
ホームページ:zounohana.com
編集部スタッフの感想
カフェでは象のTシャツやエコバッグも販売していました。室内には大きな象のモニュメントもあって、子どもとの写真撮影にオススメです!
みなとみらい線「元町・中華街駅」から徒歩7分の場所に、横浜の歴史と文化を感じる山下公園がある。港の景色が広がる公園の最西端に位置するのが「ザ・ワーフハウス山下公園」。
ここに来れば、水辺の足湯でくつろげる(17時まで無料)。横浜港の開放感あふれる景色を眺めながら、夏季は「冷水」に足を入れて、ひんやり!
足湯からの眺め
カフェ、レストラン、ショップをはじめバーベキューも楽しめる。さらに、レジャーシートやバスケットのレンタルと、サンドイッチ等の軽食がセットになったピクニックセットも大人気(内容はプランによって異なる)。芝生でゆったり山下公園を満喫するのもいい。
開放的なテラスでは、10月31日(火)までビアガーデンも開催中。
ザ・ワーフハウス山下公園
ホームページ:wharfhouse-yokohama.zetton.co.jp
編集部スタッフの感想
お外で食べるサンドイッチは特別に美味しかったです。ピクニックセットにはシャボン玉の貸出もありましたよ!
横浜ワールドポーターズ前から桜木町駅前までの約5分間の乗車時間は、まるでアトラクション! “日本初”の常設都市型循環式ロープウェイは、迫力たっぷりの空中散歩で、子どもから大人までいま横浜で最も人気のスポットだ。
このキャビンは、横浜市が行った「まちを楽しむ多彩な交通の充実」の公募に泉陽興業株式会社が応募し、民設民営で実現したプロジェクト。JR桜木町駅前と新港地区の運河パークとを結び、街の風景を高所から楽しみながら移動する。
駅舎やキャビンの演出照明計画を監修したのは、世界的な照明デザイナー石井幹子氏。みなとみらいの景観に調和・融合することを基本に、先進的なデザインで、横浜の景観の魅力がさらに高まっている。
全キャビンともにバリアフリー対応で、ベビーカー・車いすでもたたまずそのまま乗車可能。
YOKOHAMA AIR CABIN
ホームページ:yokohama-air-cabin.jp
編集部スタッフの感想
足元から天井までの全面が窓になっており、横浜の街並みを空から楽しめました。まるでアトラクションのような乗り物に子どもも嬉しそうでした。
今回は1日で回れるモデルプランを紹介したが、横浜にはまだまだ魅力的なスポットがたくさん。
横浜港が目前に広がる「山下公園」から、日本の開港の歴史を学べる「横浜みなと博物館」、異国情緒溢れる赤レンガ造りの商業施設「赤レンガ倉庫」、「横浜ランドマークタワー」や「カップヌードルミュージアム」、全国各地の有名店が集結した「新横浜ラーメン博物館」、世界一ともいわれる膨大な鉄道模型コレクターのコレクションが所蔵された「原鉄道模型博物館」、日本周辺の海域のことと海上警備の重要性を学べる「海上保安資料館 横浜館」まで、子どもの知的好奇心を刺激するスポットが数多く集まっている。
夜になれば、横浜ランドマークタワーの地上69階にある展望台から、みなとみらいを取り囲むように広がる海と、商業施設の明かりが織りなす美しい夜景を堪能することもできる。
これからのお出かけシーズン、親子でどこに行こうか迷ったら、「子連れにやさしい街」横浜にぜひ足を運んでみてほしい。
写真:FQ Kids編集部
文:脇谷美佳子
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