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折り紙は日本が誇る美しい文化のひとつ。1枚の紙を折ることで平面にも立体にも変わり、さまざまな形に変化する面白さがある。
「紙という身近な素材を折るだけで、さまざまなモチーフはもちろん、封筒や箱など実用品も作れるのが折り紙の楽しさですね。特別な道具は必要なく、ちょっとしたすき間時間で手軽に作れるのも魅力です」とおりがみ作家として活躍するカミキィさん。
小さな子供なら、好きな食べ物をモチーフに折り、ごっこ遊びに取り入れるのもおすすめ。画用紙に貼って飾ったり、カードに貼っておじいちゃんやおばあちゃんに送れば、子供はもちろん、相手もきっと喜ぶに違いない。
また、行事に合わせたモチーフを選べば、季節の変化や行事の決まりごとも体感できる。「小さな作品を組み合わせてリース飾りを作るのも好きですね。きれいな花を見たら、その花を折り紙で折ってみるのも楽しい」と、1枚の折り紙からさまざまな楽しみが広がる。
丁寧な作業が必要な折り紙は、集中力も必要。デフォルメされたデザインに触れることで、新たな創造力が育つことも期待できる。
作ってみよう!
カラフルコーンアイス
簡単なステップで完成する「カラフルコーンアイス」の折り方をご紹介。いろんな色で作って並べたり、ダブルやトリプルアイスにして、子供が大好きな“ごっこ遊び”にも取り入れてみよう! 完成したらカードに貼ってお手紙にするのもおすすめ!
アイス1段目
●ぐしゃぐしゃにして「〇〇の形になった!」と偶然の見立て遊びを楽しもう
●目をつけたり、色を塗ったり、その子らしさのプラスαを
折り紙を続ければ手先が器用になるし、手指の巧緻性が高まります。ただし、劣等感につながるため、きちんと折ることを強要するのはNG。見本の正確な再現にはこだわらず、目を描いたり、別紙で顔を作ったりして、その子の独創性を育てましょう。小さな子ならまずは紙を自由に丸めて、「〇〇に見えるね!」と偶然の見立て遊びをするのもおすすめです。
カミキィ(kamikey)さん
おりがみ作家。オリジナル作品350点程をインスタグラムやYouTubeで公開中。かわいらしい作風とわかりやすい動画が人気。著書に『カミキィの〈気持ちが伝わる〉贈り物おりがみ』(日本文芸社)など。
横山洋子さん
千葉経済大学短期大学部こども学科教授。幼稚園・小学校の教諭として17年間の現場を経て現職。近著『才能が大きく育つ! こどもおうちあそび大全』(永岡書店)の他、著書・監修書多数。
文:藤城明子
おりがみデザイン・作図:カミキィ
FQKids VOL.12(2022年秋号)より転載
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