【仮面ライダーガッチャード本島純政さんインタビュー】のびのび育った子ども時代が俳優への道に

【仮面ライダーガッチャード本島純政さんインタビュー】のびのび育った子ども時代が俳優への道に
2023年3月に芸能界に入り、いきなりオーディションで「仮面ライダーガッチャード」に抜擢された本島純政さん。初めての主演作ながら、緊張を感じさせないのびのびとしたキャラクターは、どのように育まれてきたのだろうか。

幼い頃から映画とギターが大好き!
いつか役でギターを弾けたら

子どもたちが憧れるヒーローと言えば、言わずと知れた仮面ライダー! 令和第5作となるライダーは、錬金術で生み出された人工生命体“ケミー”が封印されたカードで変身する「仮面ライダーガッチャード」だ。

その主人公である一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーガッチャード役を掴んだのは、まだ18歳のルーキー、本島純政(もとじま じゅんせい)さん。

「半年前までテレビで『仮面ライダーギーツ』を見ていたので、自分が仮面ライダーの世界でお芝居できることがすごく嬉しいです」と、まだ少しあどけない笑顔で語る。

体当たりで演技に臨む毎日だが、いつもテンションが高い宝太郎の役は、気分を上げるのに苦労もあったそうだ。

「最初の頃はジムに行って、テンションを上げたりしていました。でもだんだん宝太郎の性格が掴めてくると、いつもテンションが高いわけではないんだなと。だから最近は、自分のなかで緩急をつけるようにしています。

でも、宝太郎に入り込みすぎて、普段も『ガッチャ!』が口癖になっちゃって。嬉しいときには『ガッチャ!』、やらかしたときにも『ガッチャ……』とか、ついつい言ってしまいます(笑)」。

そんな本島さんが芸能事務所に所属したのは、2023年3月とまだごく最近だ。俳優になったきっかけは、高校の進路希望調査だったのだとか。

小学生の時から映画とギターが大好きでした。特に映画は、お父さんの影響で色んなジャンルをたくさん観ていて、物語の中でさまざまな人になることができる俳優というお仕事の自由さに魅力を感じていました。それで俳優になって映画の中でバンドマンの役をすることができたらすごく幸せだなって」。

「映画ってさまざまな人のストーリーを描いているからこそ、観るたびに感性が広がる気がします。それに伴って視野も広がるので、たとえ俳優という職業になっていなくても、たくさん観ておいてよかったなと思っています」。

「やりたいことは、
まずやってみなさい」
自由に育った少年時代

取材陣に囲まれても物怖じせず、どこかマイペースな本島さん。ドラマ撮影も、最初は緊張したそうだが、共演者と話すうちにすぐに打ち解けた。監督とも、自分から積極的にコミュニケーションをとるという。幼少時代はどのように過ごしたのだろうか。

「父も母も、『やりたいことは、まずやってみなさい』とよく言っていて、本当に自由にのびのびと育ててもらいました。周囲からは、“明るく元気な少年”と言われることが多かったですね。身体を動かすのが好きだったので、幼稚園の頃は英語を習いながら運動するみたいな習い事に通っていました」。

今なお続けるギターに出会ったのは8歳の頃。YouTubeで演奏するギタリストの姿を見て、強く憧れた。

「練習したら自由にいろいろな曲を弾けるし、無限の可能性がある楽器だなって。それで、サンタさんに『クリスマスプレゼントにはギターをください』と頼んだんです。だから今も、サンタさんが大好きです(笑)」。

のびのびと育った家庭環境は、演技にもプラスになっているという。

夢中になった砂遊びや旅行の経験、それこそ観た映画も全部、今の感性に生かされていると思います。そういう意味では小さい頃にやりたいことをやらせてもらった経験が、俳優という職業につながったのかも知れません」。

でもほんの数年前までは、俳優という職業に就くなんて想像もしていなかった。両親に相談したときは、かなり驚かれたそうだ。

「母さんは驚いていたのですがまったく否定せず、背中を押してくれました。『やるからには全力で、一生懸命やりなさい』と言ってくれたのが心に残っています。父も『自分の本当に好きなことなら、1回チャレンジしてみなさい』と。両親には色んな面でサポートしてもらっています」。

2人のライダーがシンクロする
変身シーンが一番の見どころ

そんな本島さんが主演する『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』が12月22日に全国の映画館で公開される。「映画に出たい」という夢が早速叶った形だ。

「あきらめなければ夢は叶うってよく言いますが、本当にそうだなと思いました。両親も『すごい、早く観に行きたい』と喜んでくれていて、舞台挨拶に呼べたら幸せだなと思っています」と顔をほころばせる。

また、この作品は、「仮面ライダーギーツ」と「仮面ライダーガッチャード」が夢の共演を果たすところが見どころだ。

「ギーツ役の簡秀吉(かん ひでよし)さんと同時に変身するシーンは、この映画でしか観られません。変身ポーズが2人共違うので、声や動きをシンクロさせるのが結構大変で……。2人でかなり練習したので、ぜひ注目して欲しいです」。

簡さんには1年間ライダーを演じた、堂々とした風格があった。変身シーンの練習も、「ここをもうちょっとゆっくりしてみる?」などと言ってリードしてくれたという。

「映画の中では、宝太郎が明るさいっぱいなので、クールなギーツとは正反対な性格なんです。同じ仮面ライダーでも、人の性格が違うだけで全然見え方が違う、そのギャップも面白いところなのかなと」。

合間には、「ライダーとしての1日1日を大切に」というアドバイスを簡さんにもらった。今も撮影で意識しているそうだ。

宝太郎の「母」とのシーンにも注目!

映画全体を通して、本島さんが個人的に楽しみにしているシーンはどこなのだろう。

「映画の最初と最後に宝太郎とお母さんのシーンがあるのですが、宝太郎の心情の変化がどう表れているか楽しみです。宝太郎が正面から気持ちを伝えているシーンなので、僕自身もすごく気合が入ったし、この映画を通して宝太郎の成長を伝えることができるかなと思っています」。

最後に、仮面ライダーファンへのメッセージをお願いした。

「仮面ライダーギーツはもちろん、歴代仮面ライダーシリーズは今もたくさんの人に愛されています。僕も1年後、そんな仮面ライダーになりたいと思ってがんばっています。

物語は、これからまだまだ予想外の展開が起きていくので、ぜひ楽しみに観ていただけたら。僕自身も、ハラハラドキドキの展開に胸を踊らせながら、毎日楽しくお芝居していきます!」

PRESENT!

FQ Kidsのインスタフォロー&いいね! で、映画オリジナルクリアファイル(非売品)を抽選で5名様にプレゼント!

CHECK!

映画『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』2023/12/22(金) 公開!

絶賛TV放送中の「仮面ライダーガッチャード」(毎週日曜午前9:00~9:30/テレビ朝日系)は、錬金術によって生み出された人工生命体<ケミー>をめぐる、錬金術師たちの物語。

主人公の高校生・一ノ瀬宝太郎は、「ガッチャードライバー」を託され、仮面ライダーガッチャードとして封印から解き放たれた101体のケミーを「ガッチャ」するための使命を与えられた。

映画には、一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーガッチャード役の本島純政をはじめ、松本麗世、藤林泰也、安倍乙、富園力也、熊木陸斗、南野陽子、石丸幹二らレギュラーキャストも勢揃い!

そして、前シリーズである「仮面ライダーギーツ」から、簡秀吉、佐藤瑠雅、星乃夢奈、杢代和人、青島心らも、再びスクリーンに帰ってくる! 宝太郎と英寿は一体どんなガッチャを見せてくれるのか……!?

PROFILE

本島 純政
2005年1月5日生まれ、東京都出身。身長176cm。本作で映画初主演。2023年3月にアミューズに所属し、2023年9月から放映がスタートした「仮面ライダーガッチャード」オーディションで主人公 一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーガッチャードに抜擢される。趣味は映画・ドラマ鑑賞。特技はギター演奏。2024年3月に開催されるライブパフォーマンスイベント「Amuse Presents SUPER HANDSOME LIVE 2024 “WE AHHHHH!”」への出演も決定している。

あわせて読みたい
【令和ライダー簡秀吉さんインタビュー】ポジティブさを育んだ子ども時代と陰の努力とは

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』特別インタビュー! 5人の活躍を支える幼少期の学びとは

内藤秀一郎さん・駒木根葵汰さんに聞く、2人にとっての“ヒーロー”とは?

 


文:松永敦子
写真:松尾夏樹

連載記事 連載記事

〈連載〉照英さんの「子育て・夫婦のお悩み」一緒に考えます!
〈連載〉寺島知春さんの「非認知能力を育てる絵本」
〈特集〉「おうちで・楽しく・短時間で」実践に使える英語力をみにつける
〈連載〉てぃ先生の子育てお悩み相談室
〈連載〉小島慶子さんが語る「子育て 世育て 親育て」
〈連載〉平田オリザ “わからない”を超えるチカラ -演劇×コミュニケーション能力-
〈連載〉鶴岡そらやす先生の「子供の力を信じて伸ばす関わり方」
〈連載〉アフロ先生・阪田隼也さんの「大人と子供が響き合って、育ち合う」
〈連載〉佐藤卓/親子の「デザイン的思考」入門
〈連載〉和田明日香さんの「むずかしくない食育」
〈連載〉照英さんが実践する「子供の才能を伸ばす接し方・話し方」
〈連載〉谷崎テトラの「未来の地球人育て」
メニューフォームを閉じる

FQ Kids | 親子のウェルビーイング教育メディア

メニューフォームを閉じる