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2022.01.10
2022.04.13
新年度の始まりとともに気になるのが家族の生活習慣。特に子供の健康や発育のためにも早寝早起きが一番! と思いつつ、なかなか実行できずに悩んでいるパパママも少なくないのでは?
特に自我が発達していく時期の子供は興味の範囲を広げ、どうしても時間が足りなくなりがちだ。興味を抑えつけるように早寝を促すのが子供のためなのかは疑わしい。先輩パパママたちはどう考えているのか、アンケート調査の結果を参考にしてみよう。
ARINA株式会社が運営する、通信教育を比較レビューするメディア「おうち教材の森(naki-blog.com/study)」は、全国の中学生以下の子供の親を対象に「小学生以下の子供が寝る時間帯は何時?」のアンケートを実施した。世の子供たちは何時に寝ているのだろうか。
回答で最も多かった就寝時間は「21時台」で58%を占めた。パパママたちはわが子の就寝時間についてどう考えているのか、寄せられた声を紹介しよう。
●ゴールデンタイムに当たる時間は寝てて欲しいのと、翌日も朝が早いので。
●効率的な睡眠ができるのが21時だと言われているから。
●子供は10時間睡眠が必要と聞いていたので、7時に起きるために。
●朝は6時半起床のため、できるだけ早く寝かせたいから。学童から18時に帰宅後、お風呂、夕飯、テレビの時間を作ると、早くても21時になってしまう。
●自分自身がそうだったから。
●ご飯を食べてお風呂に入り、宿題をやったりテレビやゲームをしてくつろいでいると、だいたいこれぐらいになる。
この時間に寝かせているパパママは子供の健全な心身の発育を重視しているようだ。
小学生以下の子供の就寝時間、第2位は「22時台(24.2%)」だ。
●一緒に寝るから。
●早めに寝るように言っているから。
●子供の成長のためになるべく22時台には寝させるようにしている。
●自分が小学生の頃、それくらいの時間帯に寝ていたから。
この時間までなら“早めの就寝時間”だという意識がコメントからうかがえる。子供が一人で寝る習慣か、パパママと一緒に寝る習慣かも就寝時間に影響するだろう。
第3位は「20時台」で14.6%。
●子供が寝落ちするから。
●保育園で疲れている時はそれぐらい。
●学校と学童から帰宅して夕食後宿題したら寝る時間だから。
●いつも21時前には疲れ切って寝てしまう。
昼間の活動量が多いと、20時台には眠くなってしまう子供も少なくないようだ。目一杯働いた日は、大人でも同様だ。
第4位は「23時台」が1.5%。
●23時台まではまだギリギリ起きていても良いのでは? と思えるから。
●宿題、習い事の練習でこの時間になってしまう。
●友達とLINEしていたりするから。
この時間となると、パパママのコメントからも「もう少し早く……」という気持ちが感じられる。以下「19時台」「24時以降」の回答もわずかながらあった。
ゲームなどの娯楽が身の回りにあふれ、24時間人とつながることができるのが現代だ。子供なりに夜の時間から学ぶこともあるだろうし、夜更かしがストレス解消になる場合もあるだろう。
親も子も忙しい現代のファミリーにとって、「早くしなさい!」とまくしたてて早寝早起きを遂行するか、夜くらいはゆっくり過ごしたいと遅寝もよしとするかは悩ましいテーマだ。ただし、生活の乱れで将来困るのは子供自身。生活リズムに自分で責任を持つことを徐々に教えていきたい。
ARINA株式会社
HP:arinna.co.jp
「おうち教材の森」
HP:naki-blog.com/study/category/preschool-education
〈調査概要〉
「小学生以下の子供が寝る時間帯は何時?」
・調査方法:インターネット調査
・調査人数:200人(10代:2人、20代:35人、30代:81人、40代:61人、50代:16人、60代以上:5人)
・調査主体:ARINA株式会社、おうち教材の森
・調査時期:2022年3月1日~2日
・調査レポート:naki-blog.com/study/survey-report-36
文:平井達也
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