2023.12.20
2020.08.26
2023.10.20
エピソード01
「美味しいです」を「美味しいでちゅ」。
可愛くて直せません。
(静岡県 佐々木)
エピソード02
「だけど……」を「だけも……」
「タンバリン」を「タンバーイン」
「ヘリコプター」を「ヘリポッパー」
(千葉県 adahama)
エピソード03
「しょくぱんまん」を「しょくまんたん」
「どういたしまして」を「どういただきまして」
(広島県 3児の母NW)
エピソード04
次男は、「は行」がすべて半濁点になってしまいます。
「おぷろ(お風呂)」
「おぽん(お本)」
「おぱし(お箸)」など。
何となくすべて可愛くなって、お気に入りの言い間違いでした。
(神奈川県 JO)
エピソード05
「オイラー消しておくね」
→ボイラー
「パパー」
→ママ
(北海道 M.O.)
エピソード06
上の子の影響で星座にはまっているうちの2歳児。星座占いをしようとして、皆の星座をどんどん言っていくが、「じゃあお父さんの星座なんだっけ?」と聞いたら
「おこめ座(おとめ座)」と言う。
(山口県 つきちゃん)
エピソード07
「たんぽぽ」→「ちゃちゃぽぽ」
「おえかき」→「えおかき」
「ホットケーキ」→「あんにょんまーむ」
「成田エクスプレス」→「成田ビーベーブス」
「ペンギン」→「ペンビン」
「アボカド」→「アドカボ」
(滋賀県 あみんちゅ)
エピソード08
息子が
「ママにプゼレント!」
とずっと言っていました。
(東京都 MS)
【子どもの言い間違い、直すべき?】
専門家に聞きました!
子どもが言葉を覚える過程で、言い間違いはよく起こることです。読み書きより先に、耳で聞いたものを発音していくので、記憶力が未熟な幼児は全部を正確に聞き取ることが難しいことがあります。また、さまざまな音を発音するために、必要な口の周りの筋肉や舌の動かし方が未熟で上手にできないこともあります。
無理やり直させようとすると、かえって話すことをやめてしまう、話すことを怖がってしまう怖れもあります。もしも気になる場合には、言い間違いの後、大人が正しい音でその言葉をリピートしてあげると、音の違いに気づきやすくなります。
例えば「マネヨーズ」と子どもが言ったときには、「うん、マヨネーズね」とさりげなく言うくらいで良いです。非常に気になるという場合には、子どもを対象とする言語聴覚士のいる病院で調べてもらうという方法もあります。
ただ、多くの場合、成長と共に自然に言い間違いは減っていきます。むしろ、次第にわざと間違えて、周りの人と楽しむようなこともあります。大抵は小学校入学の頃にはなくなっていますので、今しか聞けない言い間違いをぜひ見守ってください。
大宮明子先生
十文字学園女子大学教育人文学部幼児教育学科教授。博士(人文科学)。発達心理学、認知心理学、特に子どもの思考の発達、乳幼児期の親子の関わりを専門研究分野とする。
イラスト:岡本倫幸
FQ Kids VOL.14(2023年春号)より転載
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