2021.06.11
2021.09.27
2021.02.03
現在、日本は保育利用率が1〜2歳で50%を超えるなど、保育施設はいまや社会インフラである。一方で、保育業界は深刻な人手不足が社会課題になっている。その解決に動いたのがユニファの「スマート保育園®」構想だ。
「テクノロジーをうまく活用して心と時間にゆとりを作り、“本来あるべき保育”に集中できる環境づくりを応援しています」。(浅野さん)
それがルクミーというサービス。既に1万超のサービスが導入され、さらに全国11の保育施設をモデル園とし、その効果測定を行った結果、「ノンコンタクトタイム(保育者が子供と離れて業務を行う時間)が0分の園が13%と全国平均39%の1/3になった」、「退職者ゼロにつながった」等、様々な効果が得られている。
「先生方の温かな想いを加えた写真付き記録が、ICTで保育者同士・保護者とつながり、語り合いがどんどん促進されています」。(浅野さん)
デジタルテクノロジーが「心のゆとり」「保育の質向上」を実現し、さらに保育者の「やりがい創出」にもつながっている。次世代型保育園が社会インフラを大きく推進している。
保育所や幼稚園では、厚生労働省、文部科学省及び経済産業省による予算措置の活用等により、システム等の導入が徐々に図られ始めている。
出典:経済産業省「保育現場のICT化・自治体手続等標準化検討会」報告書 保育事業者におけるIoT/IT技術の導入例より
ユニファ株式会社
スマート保育園推進課 責任者
浅野亜希子さん
GE Healthcare Japanでマーケティングを担当し、日本、アジアのプロダクト責任者としても従事。2019年8月ユニファに入社し、「スマート保育園®」構想の実現をモデル園の方たちと共に目指す部署で責任者を務める。三児の母。
文:脇谷美佳子
FQ Kids DIGEST VOL.2より転載
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