2022.03.30
2022.08.01
2020.12.28
コロナの影響で在宅時間が増え、おのずとスマホやパソコンを触る時間が増えている昨今。ブルーライトの浴びすぎによって体内時計が乱れ、身体が昼夜逆転状態になってしまう「デジタル時差ボケ」が注目されている。そして冬休みを迎える今、子供たちのゲームのやりすぎによって引き起こされる「ゲーム時差ボケ」が懸念されている。メガネブランド「Zoff」を運営する株式会社インターメスティックが、小学1年生~6年生の子供を持つ保護者500名を対象に実施した「小学生のゲーム時差ボケに関する実態調査」の結果を見てみよう。
調査に使われたのは、ゲーム時差ボケに関する10項目のチェックシート。このうち6個以上チェックが入る場合はゲーム時差ボケに陥っている可能性があり、4個以上はゲーム時差ボケ予備軍とされている。
このチェックシートによる調査の結果、30%近くの子供がすでにゲーム時差ボケに陥っていることが判明。特に小学6年生の男の子に至っては52.9%、実に2人に1人以上がゲーム時差ボケ状態であるという結果に。
また、コロナ禍でのゲーム時間について、35.8%の小学生が「増えた」と回答し、一週間の平均時間はコロナ前と比べ約110%増加していることがわかった。
そしてゲームのやりすぎは生活習慣の乱れも伴うようだ。ゲーム時差ボケに該当する小学生のうち80%以上が「早寝早起きが苦手」と回答している。
また、親とのコミュニケーションにも影響が見られた。ゲーム時差ボケに該当していない小学生の親子間の会話が1日平均87分であるのに対し、該当する小学生の家庭では平均65分と、家庭での会話が少ない傾向がうかがえる。
大人に比べて感受性が高い子供の目は、ゲームのやりすぎによって健康を害するリスクが高い。自宅で過ごす時間がさらに増える冬休みは、子供たちの目と健康を守るために、眼科専門医が推奨する「4つのゲーム習慣」を実践したい。
連続プレイ時間は最大1時間とし、長時間の目の緊張による疲労を避けよう!
1日2時間まで! など、上限時間を決めてメリハリをつけてゲームを楽しもう。
日光を浴びることは子供の成長にとってとても大切。近視の進行を遅らせる効果も。
ゲームをする時はブルーライトをカットするメガネやフィルムを使って目を守ろう。
おうちでの時間が増える冬休み。子供がゲーム時差ボケに陥らないよう、この機会にゲームの家庭内ルールについて話し合ってみよう。
〈調査概要〉
Zoff Eye Performance Studio調べ
「小学生のゲーム時差ボケに関する実態調査」
日時:2020年10月31日~2020年11月1日
対象:小学1~6年生の子供を持つ親500名
地域:全国
※ゲーム:TVゲーム・スマホゲーム・携帯型ゲームなど家庭用ゲームを指す。
文:Larako
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