2021.10.06
2024.04.24
2020.12.03
世界中で取り組まれているSTEAM教育とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(教養・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)のそれぞれの頭文字を取ったものだ。
この5つの分野を総合的に学び、想像力や表現力を高める新しい学習方法として、昨今非常に注目が高まっている。
日本でこのSTEAM教育への関心が高まったのはプログラミング必修化がきっかけと言われている。STEAM教育では、プログラミングという手段を用いて学習することもあるからだ。
小学校からプログラミングが必修化されたことを受けて、STEAM教育はこれから日本でも注目を浴びていくことが予想されている。ここで年中、年長からチャレンジできる「STEAM English Program」をご紹介しよう。
ワークシートやスライドによる学習が基本
このSTEAM教育を英語で学んでいけるのが「STEAM English Program」だ。このプログラムでは、「学ぶ」「つくる」「試す」の一連の流れを、自然に学べるよう工夫されている。3つのサイクルを繰り返し、さらにここに「英語で学ぶ」ことを加えることで、英語に触れながら「表現力」「創造力」「問題発見解決力」などを養う。
例えば、物の構造や仕組みをプログラミングやブロックを用いてつくる経験を通して、理数ITリテラシーを育むことができる。このカリキュラムには、質の高いマサチューセッツ州の教育カリキュラムや、日本の学習指導要領も取り入れ作成されている。
プリントだけの学びではなく、スライドやワークシートなどを積極的に使い、英語での学習にも抵抗を感じないようになっているのが大きな特徴だ。
「知りたい、やってみたい」という素直な気持ちから自主性や主体性を引き出すだけでなく、「つくる」体験がセットになっていることで、チャレンジ精神や仲間との協調性も学べるようになっている。
世界ではインターナショナルスクールの数が2010年からこれまでの10年間で60%増加しており、特に英語学習や多文化共生に力を入れる傾向にある。日本の英語教育も、コロナウイルスの社会変化と同じタイミングで今後さらに変わり続けることが予想される。
今回ご紹介したSTEAM教育のプログラムを通して、日本の英語教育をグローバルスタンダードに近ける参考にしてほしい。
文:Larako
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