2022.01.31
2024.06.12
2024.10.21
お小遣いは、いつから、どのようにあげている家庭が多いのだろうか。学研総合教育研究所の小学生白書2023 年度調査によると、お小遣いは「申告制でもらっている」派と、「定額制でもらっている」派がいるようだ。
(それぞれあてはまるものすべて)
回答者:全国の小学1~6年生各学年で男女100人ずつ(計1,200人)
どちらも学年が上がるにつれてもらっている率が上がる。申告制だと親と一緒に話し合う機会が増えるし、定額制だと自分で考え判断する機会が増える。それぞれの家庭の考え方や子どもの性格によって検討するとよさそうだ。
また、キャッシュレス決済の普及が進んでいるものの、お小遣いは現金でもらっている人が大多数を占め、電子マネーでもらっている子どもは少数だった。
毎月のお小遣いをもらい始めるタイミングは、2022年の調査では3年から4年に上がるタイミングが多かった。学年が上がるにつれて、金額も上がる傾向にある。
回答者:全国の小学1~6年生各学年で男女100人ずつ(計1,200人)
いずれにせよ、他の子がもらっているからあげる、いくらもらっているからあげるという形ではなく、まずはお金の教育を意識して準備をしていき、子どもの性格や用途などもふまえて親子でよく話し合って、金額や約束事などに同意してからあげるようにしたい。
お小遣いをもらっている人に、毎月もらっているお小遣いの主な使い道をきいたところ、1位「お菓子などの食べ物」、2位「おもちゃ」、3位「キャラクターグッズ」となった。女子と男子で使い方が大きく違うカテゴリがあるのも特徴だ。
(それぞれあてはまるものすべて)
回答者:回答者:全国の小学1~6年生各学年で男女100人ずつ(計1,200人)のうち、お小遣いをもらっている人(625人)
「ゲーム機・ゲームソフト(オンライン以外)」の率は、男子は学年が上がるごとに上がっていくが、女子は下がっていき、代わりに「アクセサリー」などの率が増えていく。
友達の影響も大きいことが予想されるが、親子でお金の使い道を一緒に振り返りながら、自分自身が本当に好きなことにお金を使えているかを話し合うことも、ときには必要となるかもしれない。
先ほどお小遣いのキャッシュレス派は少数という結果もあったが、「アプリに課金したことがあるか」を聞いたところ、「課金したことがある」は平均して23.1%となった。男女別にみると、男子は女子と比べて10.8ポイント高く、オンラインゲームに使う率が高いようだ。
(それぞれあてはまるものすべて)
回答者:全国の小学1~6年生各学年で男女100人ずつ(計1,200人)
オンラインの課金についても親子で話し合う、ペアレンタルコントロールをかけるなど、見えづらいお金の使い方にも気を配っていく必要がありそうだ。
文:FQ Kids編集部
FQ Kids VOL.18(2024年春号)より転載
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