2021.12.17
2020.09.14
2023.10.25
人気の絵本作家ユニットtupera tupera(ツペラ ツペラ)と、ベビー&マタニティブランド10moisのコラボレーションを記念して開催された絵本ライブ。会場は、阪急うめだ本店ダイヤモンドホール。プラネタリウムのようなドーム型のホールで、今回のコラボレーションテーマ“天体”にぴったりな空間で開催された。
参加者に届けられた招待状にも工夫が凝らされている。「受け取った瞬間からワクワクしてもらえたら」と、招待状には来場者が1人ひとり、自分の星をつくるワークショップが取り入れられていたのだ。
絵本ライブへは自分がつくった星を頭につけて入場し、参加する。色鉛筆やマジックで書いたり、折り紙を切って貼ったり。小さな子どもから大人まで、個性豊かなさまざまな星たちが集まった。
絵本ライブのステージを見守っている7つの天体。この天体は、tupera tupera×10moisのコラボアイテムの1つ、レッスントートのデザインから生まれた。
月曜日から日曜日、1週間をたのしく過ごしてもらえたら、という思いから生まれた7つの惑星には、1つひとつ名前と性格があり、個性豊かな惑星たちが毎日をたのしく彩ってくれる。
そんな天体モチーフが見守る1日限りのステージで、絵本ライブがスタートした。「やさいさん」ではみんなで掛け声を出しながら読み進め、「おばけだじょ」では怖くて泣き出す子どもたちもいた。
手拍子をしながら歌ったり、一緒に声を出して絵本を読んだり。子どもから大人まで、みんなが一体となって約1時間の絵本ライブをたのしんでいた。
絵本ライブ後半では、tupera tuperaと10moisが作り上げたコラボレーションアイテムの、デザインに込められた思いについてトーク。
子どもが生まれると「元気に育ちますように」「幸せになりますように」など、親はたくさんの願いごとをする。流れ星に3回願いごとをすると叶う、と言われていることにかけて、3ステップで簡単に着せられる新生児肌着『PATTO SATTO HADAGI』は、3つの流れ星をあしらったデザインに。
肌着を着せながら、たくさんのしあわせな願いを込めてあげよう。
PUレザーで作られたお食事エプロンやマット。アイテムにプリントされた「MANTEN NO HOSHI」は、うまく食べられなくて机や床が汚れてしまっても、どんな食べ方でもたのしく食べてくれたら「100点満点!」というメッセージだ。
月と太陽、夜空に輝く満天の星に囲まれて、食事の時間が輝きにあふれますように、という願いが込められている。
コラボアイテムについてのトークも交えながら全12冊を読み聞かせた絵本ライブは、たくさんの拍手に包まれ幕を閉じた。
tupera tuperaは約20年、全国のさまざまな場所で続けてきた絵本ライブやワークショップ等の活動を、年内で一旦休止することになっている(展覧会開催時のイベント等を除く)。大阪ではこれが最後の絵本ライブだった。
会場の外には、来場の記念に写真が残せるフォトスポットや、コラボアイテムの原画や絵本等の展示コーナーが設置されていた。フォトスポットには行列ができ、展示コーナーでは絵本や原画を指差して会話する家族の姿が微笑ましかった。
コラボレーションのきっかけにもなった、tupera tuperaと10moisが共通して持っていると感じた“家族の物語に寄り添う”思いの込もった1日だった。
コラボレーションアイテムは10月10日(火)より、全国の10mois直営店ならびに公式オンラインショップにて発売中。今回のためにtupera tuperaと10moisが1つひとつ作り出したこだわりのアイテムには、赤ちゃんの誕生や成長に寄り添い、日々をたのしく彩ることを願ってデザインがされている。ぜひ手にとって見ていただきたい。
文:太田奈保美
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