2024.05.10
2024.05.09
2021.03.31
新型コロナウイルスの影響により、昨年、全国一斉に休校となった。6月からはほとんどの学校で授業が再開したが、気になるのは子供の教育の遅れ。コロナ禍の自粛期間中、勉強の遅れを取り戻す打開策として注目されたのがオンライン教育だった。
日本国内のオンライン学習の市場規模は、2018年度で2185億円。前年度より9.3%増加し、2020年度の国内市場規模は、約2460億円に達すると予測されている(矢野経済研究所調査)。今後ますますICT(情報通信技術)教育の重要性が叫ばれる。
文部科学省は、2023年度までに、一人一台の生徒用端末と高速大容量のネットワーク環境を整備する計画「GIGAスクール構想」を推進中だ。この構想が実現すれば、双方向によるきめ細やかな指導や理解度に応じた個別学習、多様な子供たちへの個別最適化された教育が実現する。
一方で昨年6月21日、内閣府が発表した「新型コロナウイルス感染症下における生活意識・行動の変化に関する調査」によると、新型コロナウイルス感染症拡大前に比べて「教育・学習に関する意識に変化があったか」という質問に対して、「あった」と回答した学生は74.9%(円グラフ)。しかし、実際に学校の先生からオンライン授業を受けている割合は、全国で10.2%、地方圏では6.7%にとどまる(棒グラフ)。
Q.今回の新型コロナウイルス感染症拡大前に比べて、教育・学習に関する意識に変化はありましたか?
出典:2020年6月21日内閣府発表「新型コロナウイルス感染症の影響下における. 生活意識・行動の変化に関する調査」より
Q.学校の先生からオンライン授業を受けていますか?
出典:2020年6月21日内閣府発表「新型コロナウイルス感染症の影響下における. 生活意識・行動の変化に関する調査」より
オンライン学習の市場規模が急成長すると共に、コロナ禍で注目されるオンライン教育には、メリットも多い一方、親として様々な不安が拭えないのも事実だ。実際、家庭でオンライン学習を始める上で必要なアイテムは何か。不安を払拭し、より効果を上げるために、どんなアイテムがあれば自宅ICT教育が実現するのか紹介しよう。
【メリット】
●自分のペースで効率的に学習
●自分用に学習内容をカスタマイズ
●通学タイプより費用が安い
●習い事との両立がしやすい
●「通うのは遠くて無理」がゼロ
●送迎が不要
【不安】
●モチベーションは維持できる?
●親の介入がいろいろ必要?
●視力は低下しない?
●姿勢が悪くならない?
●適したタブレットってどれ?
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