2022.07.22
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2020.10.12
外出する時、仕事に行く時、子供は学校でも日々マスクが当たり前になっている。内科医の今井医師(みらいクリニック院長)によると、新しい生活になって私たちの心身にマスクシンドロームと呼べる症例が表れてきているという。
マスクシンドロームとはマスク着用による不調の総称だ。肌荒れや頭痛といった自覚を伴うものから、口呼吸のリスク増加、表情筋の衰えなど、意識しないところでも進行する。
マスクシンドロームの代表的な症例
・集中力低下
・歯並び悪化
・便秘
・虫歯、歯周病
・頭痛、めまい
・睡眠時無呼吸症候群
・気管支喘息
・上気道炎
・ほうれい線、しわ、たるみ
・うつ状態
・食事のムセ
・肌荒れ など
※これらのトラブルの多くは、慢性的な口呼吸と表情筋の衰えが主な原因。
大人に比べて、子供は自分の体調の変化や不調に気づくことが難しい場合もある。
そこで今回は、パパ・ママができる「家族の健康を守るためのポイント」を紹介。今井先生によると、最も手軽にできるマスクシンドローム対策は以下の3つだ
1.ガムを噛む
ガムを噛むことで表情筋を鍛えることができるほか、唾液の分泌を促すので口呼吸による症状の対策にもなる。
2.コンブを食べる
ガムと同様に表情筋が鍛えられ、味覚を刺激することで唾液が出るので、口臭予防になる。
3.口元のエクササイズ
「い」と「う」の発音の口の形を繰り返して表情筋を大きく使うと、舌力がついて自然と口呼吸も促される。マスクが汚れないよう、口を閉じたまま舌を動かす運動をするのもいい。
大事な家族の健康。子供のマスク着用時間が長くなりそうな時は、手軽に持ち歩けるガムやコンブで健康ケアを心がけてみよう。
今井一彰先生
みらいクリニック院長、相田歯科耳鼻科内科統括医長
内科医・東洋医学会漢方専門医副理事長
NPO法人日本病巣疾患研究会副理事長
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