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子供の教養や運動能力向上のために習い事に通わせたいと思うのが親心。本誌では独自のアンケートを実施し、共働きファミリーの「習い事」の現実と悩みを聞いてみた。
まず、「習い事に通わせています(いました)か?」との問いでは、「はい」が過半数を越えていた。
人気のある習い事については、「スイミング」がダントツ。次いで「英会話」「体操」や「音楽」など、比較的に取り組みやすいものが人気となる傾向に。「学習塾」も増えており、受験を視野に入れた入塾も低年齢化しつつある。
こうした傾向は「これから習わせたい」と考える人にも共通していた。曜日については平日が多めだが、送迎担当は妻が約5割。テレワークや時差出勤などが進んでいると言われているものの、まだまだ妻に負担がかかっているのが現状。また、祖父母に頼める家庭もレアケースのようだ。
習い事に対して何がネックになっているのかの質問では、ズバリ「送迎」と「月謝」という回答が。習い事を開始させている共働きファミリーは、これらをどうクリアしているのだろうか?
子供だけでなく大人も同様だが、何をするにも目的は大事。周りがみんなやっているから、と流されることなく、まずは習い事の目的をはっきりさせたい。目的についての質問には、「体力の向上」「好奇心やコミュニケーションの向上」などの回答が目立ったが、これらは実際に習い事をさせて良かった点にも頻出する。
目的がはっきりしたら送迎の問題を考えよう。「地域の福祉サポートなどの送迎サービスもある」といった回答が参考になる。
また、土・日の習い事に絞ったり、講師が来てくれる出張サービスやタブレット、パソコンでできる「通わない習い事」も時流に合っている。
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肝心なのは、実際に習うのは子供本人ということ。幼いとはいえ本人の希望が第一。パパママ主導で始めたとしても、本人にその気がなければお金も時間も徒労に終わりかねない。
子供にどうなって欲しいのかを考えたうえで、送迎も月謝も自分たちの生活に無理のない形態を選ぶのがいいだろう。
<アンケート概要>
「共働きファミリーの『習い事』事情アンケート」(FQJAPAN調べ)
対象者:習い事をさせている・させたいと思っている共働きファミリー
調査期間:2020年2月28日~3月6日
調査方法:インターネット・メルマガによるアンケート調査
回答者数:173人
文/木村悦子
FQKids VOL.02(2020年春号)より転載
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