2020.11.13
2020.02.21
2020.06.11
東京都小金井市のSOCOLA武蔵小金井クロスで、今年7月に開校を予定しているのが『Miracle Labo』だ。総合保育サービスを展開する株式会社パソナフォスターと、東京学芸大学が共同研究したメソッドを用いたアフタースクールで、新しい学びに敏感な働くパパママの注目を集めている。
Miracle Laboでは、これまでの知識偏重型の受動的な学習ではなく、「自分たちを取り巻く様々な社会課題と向き合い、解決しようとする力」を養う教育法である“問題解決型学習(PBL)”に取り組む。
「個人のマナビ時間」では学校の宿題サポートを受けたり、子供の個別の興味に基づく研究を進めたりできる。
また、「協働のマナビ時間」では異年齢の仲間ともグループを組んで問題解決型学習を行う。
たとえば学習テーマを「冷凍食品の不思議」のように設定する。このテーマをめぐって、「あったらいいな、こんな冷凍食品」「ご当地冷凍食品を考えよう!」「環境にもいい冷凍食品は?」といった方向性を定め、調べ、話し合い、発表、振り返る、と学習を進めていく。知識を詰め込むだけでなく、覚えた知識を活かして、さらに多角的に考えを深めることができるのだ。
学びに多様な人が関わるのもMiracle Laboの魅力。
宿題のサポートをしてくれるのは児童教育を学ぶ東京学芸大学の学生だ。また、スーパーサイエンスハイスクール(先進的な理数教育を実施する高等学校として、文部科学省から指定を受けた学校)である中央大学附属高等学校の「高校生によるSDGsプロジェクト」チームが、Miracle Laboの問題解決型学習を課外授業として実施する予定もある。
年齢が近いお兄さん、お姉さんと一緒に学ぶのは子供たちの意欲を高めるだろう。
活動に参画するパートナー企業も求めている。
持続可能な開発目標(SDGs)の1つである「質の高い教育をみんなに」の実践につながるとともに、企業側も、社内外から幅広く技術やアイデアを取り入れることで、自社では生み出せない新たな価値を創出することが期待できる。
教育の進化にともなって、今後このような形の学校外教育の場は全国に増えることが予想される。学校そのものや既存の塾も、外部人材の参加や共同学習の要素を増やしていく可能性が高い。
パパママは情報収集につとめ、社会が子供に求めるものと、子供自身の幸せがうまくマッチするような学びの場を見つけてあげてほしい。
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