2021.12.21
2020.06.05
2023.01.18
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一緒に楽しんで共感しよう!
おだやかでおっとりした性格のタイプは、親子一緒にデジタルメディアを楽しむことを心がけよう。「これいいね」「かわいいね」と共感すると、喜んで自分からいろいろ話してくれるだろう。
すると、将来的にトラブルに巻き込まれにくく、一緒にメディアへの理解を深めることができることが多い。「ルールも一緒に作り、一緒に守っていく」という感覚で見守るのがおすすめだ。
根拠を示して論理的に説明しよう!
何事も理由を探求するのを好むこのタイプの子供には、明確な根拠を示し、「どうしてそういったルールが必要なのか」を論理的に説明することが重要だ。疑問があるならきちんと聞いて、とことん相手が納得するまで話し合おう。
自分が納得すれば、ルールをきちんと守れるはず。ちなみにこういった説明をするのは、パパの方が得意な場合が多いかもしれない。
主体的に取り組める環境を作ろう!
初めてのことに果敢にチャレンジし、その中で新しく楽しいことを見出していくのが得意なこちらのタイプ。だからルールに関しても、「こうしたらいいんじゃない」という提案を、子供が自分から言えるように親がリードするのがおすすめだ。
子供をルール作りやルールの改訂に巻き込んで、主体的に取り組める環境作りを意識してみよう。
気分の切り換え方を教えよう!
動画やゲームに夢中になって、止めるのが難しいのがこのタイプ。そこは安易に否定せず意志を尊重しつつ、うまく気分を切り換える方法を教えることが必要だ。
子供が夢中になる対象は1つではないので、「何時になったら別のことをする」などとあらかじめスケジュールを組んでおき、それに沿って行動できたら褒めるのも有効な方法の1つ。
七海 陽さん
相模女子大学 子ども教育学科 准教授。PCメーカー勤務を経てフリーランスに。デジタルメディアと子供の育ち・発達を領域として調査 研究・執筆・講演活動を行う。現在は相模女子大学の准教授として教鞭をとる傍ら、教育番組などにも出演。専門は児童文化学、子供メディア論、メディアリテラシー教育など。著書に『佐藤家のデジタル生活 子どもたちはどうなるの?』(草土文化)。
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監修:七海陽
文:笹間聖子
FQKids VOL.12(2022年秋号)より転載
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