【イベントレポート】てぃ先生×小児科医が語る! 子どもの成長と身長の関係性とは?

【イベントレポート】てぃ先生×小児科医が語る! 子どもの成長と身長の関係性とは?
毎年9月20日の「子どもの成長啓発デー」にちなんで開催したオンラインイベント「てぃ先生と一緒に学ぼう! 小児科の専門医に聞く『成長と身長』の関係性とは?」。当日はどんなトークが繰り広げられたのでしょうか? 編集部がレポートします!

子どもの成長と身長の関係性とは?
イベント当日の様子をレポート!

「てぃ先生と一緒に学ぼう! 小児科の専門医に聞く『成長と身長』の関係性とは?」の第1部は、子育て世代に大人気の現役保育士・てぃ先生の子育てお悩み相談コーナー。事前に参加者から寄せられた子育ての悩みを3つ取り上げ、てぃ先生から素敵なアドバイスをいただきました。

第2部は、小児科医の田嶋華子先生から子どもの身長を測ることの医学的な意味についてお話を伺いました。そして第3部では、「成長と身長の疑問」への田嶋先生の回答を、てぃ先生と一緒に学びました。

目からウロコな回答も……!?
てぃ先生のお悩み相談コーナー

〈お悩み1〉夜なかなか子どもが寝てくれない

Q.「夜、子どもがなかなか寝てくれません。お昼も沢山遊んでいるのですが…なにかいい方法はありますか?」

てぃ先生:その時々の状況にもよりますが、それを踏まえたうえでお答えします。一つは、「今日は日中いっぱい運動したから、夜はぐっすり寝るはず……」これって先入観でそう思っているケースが多くて、疲れすぎると余計に興奮して眠れなくなる、ということがあるんですね。「ご飯は腹八分目」とよく言われますが、それと同じで運動も「気持ちがいい」くらいにしておいた寝付きは早くなるかな、というのはあります。

もう一つは「文化祭理論」です。

これは色んな専門用語がある中で、僕が勝手にそう呼んでいるんですが(笑)、自分が関わらなかった文化祭って、つまらないですよね。

司会:疎外感ありますよね(笑)。

てぃ先生:お子さんの食事やお風呂、寝かしつけもそうだと思うんです。いずれも親に何かを「させられる」ことが多くて、子ども自身でできること(役割)ってないじゃないですか。そうすると、文化祭理論になってしまうんです。だから例えばお風呂なら、パパの背中を洗うとか、ママの代わりにボディーソープを出すとか、何でもいいんですが、とにかく子どもの役割をつくる。

寝る時も同じです。寝る前に電気を消すとか、今までお父さんお母さんがやっていたことを、「○○くんが電気を消してね」と言うだけで、お子さんも寝かしつけに関わることができますよね。

ぜひみなさん「文化祭理論」ということで、お子さんが関われる役割を積極的につくってみてください。そうすると、お悩みは解消しやすいんじゃないかなと思います。

司会:ありがとうございます。ぜひ今夜から試したいですね!

〈お悩み2〉パパと一緒に食事すると集中力が持続しない

Q.「パパと一緒に食事をすると、息子がふざけたり、ぐずったりして、食事に対する集中力が持続しないことに悩んでいます。集中して、スムーズに食事ができる状態を作るにはどうしたら良いものでしょうか?」

てぃ先生:この質問は、「パパ」と「食事」を分けてお答えします。まず「パパにやってもらいたい」という部分ですが、特に未就学児のお子さんは「いつものこと」を「いつもの人に」「いつもどおりに」やってほしいものです。

たとえば、僕は保育園で子どもたちとお散歩に出かける時、いつも帰りに消防車を見て帰るのがお決まりのコースです。大人は「消防車はいつも見ているから今日は見なくても大丈夫かな」と思ってしまいますが、子どもは「いつも見ているから今日も見たい」んですよね。ここが大人と子どもとの違いです。

そこで食事の話に戻るんですが、いつもママが食べさせてくれるなら、ママに食べさせてもらうのがお子さんにとっては心地のいい状態。パパが嫌なのではなく、ママがいい(いつもの状態)んじゃないかなと僕は思います。

なので、例えば食事はいつも通りママが食べさせてあげて、その間にパパはキッチンを掃除したり、洗濯機を回したり、というのもアリなんじゃないでしょうか。直接的な育児も素敵ですが、掃除や洗濯などの間接的な育児を頑張るのも素敵なんじゃないかなと思います。それが「家庭の最大効率」的にはいい状態と言えます。

もう一つの「食事」の話ですが、極端な話、お皿に100%を盛り付けるのではなく、10%を盛りつけるとか。そうすると、ゴール(完食)が近くなりますよね。それなら食べられるから、次はおかわりするようになります。そうやって細かくゴールを設定していってあげると、「ご飯を残さず食べることができるんだ!」という子どもの自信に繋がって、やがて100%の量も食べられるようになると思います。

司会:小さなハードルを少しずつクリアする、重要ですね!

〈お悩み3〉TVやYouTube以外で子どもに楽しく遊んでもらう方法は?

Q.「2人目を妊娠中でつわりが辛く、子どもの相手をしてあげられる余裕がありません。保育園帰宅後もテレビばかり見せてしまいます。テレビやYouTube以外で1人でも楽しく遊ばせてあげられる方法や過ごし方は無いでしょうか?」

てぃ先生:僕はTVもYouTubeも、好きなだけ見させていいと思いますよ、本当に。もちろん視力への影響もありますから、1日何時間もという話ではなくて、「ちょっと今この10分間だけ……!」という風にTVやYouTubeを使うことは、何も悪くないと僕は思います。

むしろ、TVとかYouTubeを使わないようにしよう! と意気込みすぎて、例えばお料理する時にもお子さんの相手をしていたら、親御さんの身が持たないと思います。どうしても必要な時は、TVやYouTubeをとことん頼っていいと思います。あまり負い目を感じてほしくないですね。

TVやYouTubeを一切使わないことでパパママにストレスが溜まって、子どもに優しくできなかった……という状態になれば、それは家庭のトータルバランスとして崩れてしまっています。育児だけじゃなく、家事、仕事など、育児以外も含めて総合的にバランスが良くなるなら、僕はどんどん見せてもいいと思います。

司会:ありがとうございます。
てぃ先生にはまだまだお聞きしたいことがあるのですが、お時間が来たようです。
今日からすぐに始められることばかりで勉強になりました。ありがとうございました!

子どもの身長を測ることの医学的な意味とは? 
小児科の田嶋先生のオンライン講座

子どもの成長には何が必要? 『成長曲線』を描いてみよう! このコーナーでは、8歳の男の子を子育て中の小児科医の田嶋先生が講演してくださいました。

田嶋先生:本日は、成長に関してお話します。成長とは、子どもの身長や体重などが、大きくなることです。

子どもの成長には、食事や睡眠、運動などの生活習慣がとても重要です。成長に望ましい形にすると、そうじゃない生活習慣に比べて5~8cmも差が出ることがあります。

生活習慣のポイントは3つ。1日3食バランス良く食べること。「食事を楽しい時間」にすることで、精神面の安定につながります。

次に睡眠。身長の伸びに関係する「成長ホルモン」は、夜、最初の深い睡眠(ノンレム睡眠)に多く分泌されます。「寝る子は育つ」というのは本当なのです。

3つめは運動。身体を動かすことでエネルギーを消費し、骨の成分に促進されます。運動後は、食欲の増進、睡眠が促され、感情・気分がポジティブになり、競技によっては社会性も身につくという素晴らしいメリットがあります。

また、精神面も成長には重要です。精神面が不安定になると体調不良や不眠、成長ホルモンなどのホルモン分泌のバランスを乱したり、運動量の低下や食欲の異常が起こることがあります。この状態が長期間続くと、身長の伸び不良につながる場合もあります。

身長・体重を定期的に測定して、成長曲線(身長の伸びと体重の記録)を描くと、お子さんの体調や精神面の変化にいち早く気づきやすくなります。

成長曲線を描いて気になることがあれば、気軽に医療機関を受診してください。

てぃ先生が質問します!
小児科医の田嶋先生のQ&Aコーナー

最後は、てぃ先生と田嶋先生のトークセッション! 保護者からの質問をてぃ先生が読み上げ、田嶋先生が答えます。

Q.「身長が低いことは病気なんですか?」

てぃ先生:ここまで成長や身長に関するお話をしてきましたが、身長が低いことは病気なんでしょうか?

田嶋先生:「さきほど−2.0SD(標準偏差)以下の人は医学的には低身長というカテゴリーになりますと申し上げました。ただ、検査すると半分以上は体質や遺伝によるものです。そのため過剰に心配する必要はありませんが、なかにはホルモンの問題などの病気が潜んでいることもあるので、小児科医に相談すると安心です。

てぃ先生:病院に行くのって、なかなか勇気がいることですよね。でも、相談することでモヤモヤが解消されることもありますので、ぜひ頼っていただきたいなと思いますね。

てぃ先生:では2つ目の質問です。

Q.「夫165センチ妻148センチと身長が高くないので、子どもも身長低めかなと思うのですが、どのくらいで低身長を心配したらよいのでしょうか?また、背を伸ばすために気を付けることはありますか? 」

田嶋先生:ご質問ありがとうございます。比較的、このような悩みで病院を受診する方はよくいらっしゃいます。−2.0SDを切ったところで、一度小児科の専門医に相談いただけると安心かなと思います。

てぃ先生:ちなみに、パパママともに身長が低かったとしても、お子さんの身長が高くなることって、あるんですか?

田嶋先生:はい、あります。食事、運動、睡眠など「望ましい生活習慣」にするだけでも、子どもが予測より大きくなる可能性は十分にあります。

てぃ先生:わぁ~これは30年くらい前に知っておきたかったです(笑)。ぜひみなさん、生活習慣気をつけてみてください。



てぃ先生:では3つ目の質問です。

Q.「子どもが身長を測るのを嫌がります。どうやったら楽しみながら身長を測ることができるでしょうか」

てぃ先生:これは僕からもぜひ聞きたい質問だったんですけれども、楽しみながら身長を測るなにかグッズとかアイデアはありませんか?

田嶋先生:「身長はミリメートル単位で測りましょう」とお伝えはしていますが、ご家庭で行う場合、親が難しい顔で神経質にやると、子どもは緊張しがちです。最初は大体でもいいので、測ってみる。そしてちょっとでも身長が伸びていたら、「大きくなったねー!」と家族みんなで一緒に喜ぶ。「身長を測る時間は楽しい時間だよ」と教えてあげることが大事だと思います。

あとは、身長計がたまに登場すると子どもが身構えてしまうんですよね。家にも身長測定ポスターをリビングの壁などに貼っておいて、見慣れたところで、見慣れたもので測ることができるといいかなと思います。ノルディケアのホームページでは身長を測るポスターもお配りしていますので、こういったもので時々身長を測って記録をつけることが可能です。

てぃ先生:なるほど。でも、継続して記録するって、大変ですよね。何かやりやすい方法ってありますか?

田嶋先生『すくすく成長曲線』というスマートフォンアプリがおすすめです。このように、データを入力するだけで、グラフとして記録や管理をすることができます。

『すくすく成長曲線』アプリのiPhone版はこちらAndroid版はこちら

てぃ先生:すごい! こんなアプリがあるんですね。

田嶋先生:小児科を受診するときも、このアプリの画面を見せていただけるだけで、診察の大きな参考になるのでとても便利です。

てぃ先生:たしかに! アプリって便利ですね。ぜひみなさんも活用してみてください。
では4つ目の質問です。

Q.「成長や身長に関して、医療機関に相談に行く際、そもそもどこに行けばいいですか?」

田嶋先生:まずはじめは、なるべく近所で行きやすい小児科にご相談されることをおすすめします。

てぃ先生:それは、何か理由があるんですか?

田嶋先生:もし精密検査が必要なときに、総合病院の小児科や大学病院などへ紹介状を書いてもらえて、しっかりフォローしてもらえます。また、「これからも身長を見ていきましょう」となったときに、遠くの総合病院よりも通いやすい近所のクリニックが便利です。

てぃ先生:病院に行くことは、そもそも心理的にハードルが高いのに、物理的な距離まで遠いとさらにハードルが上がってしまいますもんね。ぜひみなさんお近くの病院に行ってみてください!

では、最後の質問です。

Q.「適切な食事と睡眠は、成長によい影響がありますか? また、成長に良いといわれている子ども用のサプリメントなどは、取り入れたほうがいいのでしょうか?」

田嶋先生:先程申しました通り、適切な食事・睡眠・運動といった生活習慣は、成長にとても大事です。極端に偏食なお子さんや、アレルギーで食べられない食品の種類が多い場合は、サプリメントで補充するのはいいかと思います。そうでない場合は、無理に摂る必要はないかと思います。

てぃ先生:なるほど。今日こうして田嶋先生に答えていただいて、安心感が得られました。身長のことに限らず、お近くの病院の先生や我々保育士、パートナーの方など、気になることがあれば、どんどん相談できるといいですね。

田嶋先生:今日このような機会を得て、よりたくさんのパパママに「成長に適切な生活習慣」と「身長を測ることの重要さ」について共有できて嬉しかったです。

てぃ先生:子どもの成長には、睡眠や食事、運動といった生活習慣がとても大事だということを学びましたし、お父さんお母さんも、ご自身の健康にも気を配りながら、子育てを楽しんでいただきたいですね。本日はありがとうございました。

多くのパパママにご参加いただき、子どもの成長と身長を見直すきっかけになった本イベント。「身長を測ること」を家族のイベントとして、子どもと一緒に楽しんでみてください!

イベント全編はこちら!

 

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文:脇谷美佳子
写真:松尾夏樹

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