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個々の興味や能力を発見し、それに基づいて将来の進路や職業を考える「キャリア教育」が海外では早期化している。子どもが自己を形成していく中で、自分の好きなことを見つけ、将来こんなことがしたい、こんな風になりたいといった夢や目標を持つことは、学びへの意欲を高め、自己実現へつながっていくからだ。
進路の選択肢の1つである“大学”について知ることも、夢や目標を持つきっかけになるのではないだろうか。この春、日本を代表する国立大学の1つである東京大学の学園祭が開催される。子どもも楽しめるコンテンツがあるという「五月祭」とは?
今年で第97回となる東京大学五月祭は、5月18日(土)、19日(日)に本郷・弥生キャンパスで開催される。例年、10万人以上が来場するという大規模な学園祭だ。
今年のテーマは『しずく融け合う、水模様』。「普段は出会うことのない人がキャンパスで重なり混ざり合うことで、新たなものが生まれる」学園祭を、生き生きとした水面の様子に喩えているそう。
そんな五月祭で催されるたくさんのコンテンツの中で、特に親子におすすめな5つの企画を見てみよう。
東大水族館2024
農学部生が前日に関東近郊で捕獲した魚を一晩のうちに展示し、弥生キャンパスに水族館を出現させる。一体どんな魚が展示されるのか……? 大人も子どもも楽しめる企画だ。
T 大魔改造マシン展示会
改造され、新たな能力を手に入れて生まれ変わった家電やおもちゃたち。まるで「モンスター」のようなその様を、実際に見て感じることのできる企画。
キタニタツヤ、その東大生活
大人気アニメのオープニングテーマが子どもたちの間でも大バズリしたシンガーソングライターで、実は東京大学OBであるキタニタツヤさんがゲスト登壇。知られざる学生生活や曲作りなど、生で話を聞けるチャンス!
折紙美術館 ‘24 in 本郷
大迫力のスケールかつ繊細さが圧巻な折り紙作品の展示と、学生が丁寧に作り方を教えてくれる製作体験が楽しめる。子どもにおすすめの催し。
ふしぎを質問! 東大教室
さらに、小学生の日常の「なぜ」を東大の先生が考えて答えるという講演も! 「歳をとるとなんでシワができるの?」「じゃんけんに必勝法ってあるの?」など、不思議に思っていることをなんでも聞いてみよう。
>>東大の先生への質問はこちらから
他にも、学生によるガイドを聞きながらキャンパスをめぐる「キャンパスツアー」や、お笑いや作歌、演劇など個性的な表現・創作活動に取り組む現役東大生による座談会形式の「東大生トークショー」、五月祭公式マスコット「めい」ちゃんと写真を撮ったり工作教室を行う「めいちゃん企画」など、面白そうな企画が盛りだくさん。
クイズ番組での活躍などから、子どもにも認知されるようになった東大生。学園祭は、そんな彼らが日頃どんな学びや活動をしているのかを体感できる貴重な機会だ。その熱意や楽しそうなキャンパスライフが、わが子の憧れになるかもしれない。
うちの子には早いかな……なんて心配は御無用! 純粋に子どもたちの好奇心をくすぐる催しがいっぱいの学園祭を、親子のお出かけ先の1つにしてみてはいかがだろうか。
〈開催概要〉
東京大学第97 回五月祭
・日程:2024年5月18日(土)9:00~18:00、2024年5月19日(日)9:00~18:00
・会場:東京大学 本郷キャンパス(東京都文京区本郷7-3-1)、東京大学 弥生キャンパス(東京都文京区弥生1-1-1)
・主催:東京大学 五月祭常任委員会
・公式サイト:gogatsusai.jp/97/visitor
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文:FQ Kids編集部
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