わが子の「得意なこと」が見つかるかも!? 9歳の子供がつなぐ絵本リレー第1話発売

わが子の「得意なこと」が見つかるかも!? 9歳の子供がつなぐ絵本リレー第1話発売
長期化するコロナ禍において子育て意識や幸福観が変わりつつある今。子供たちの「やってみたい!」のきっかけとなるプログラムが注目されている。

子供の得意なことを見つけてあげたい

長引くコロナ禍において、「新型コロナウイルスは子供の将来に影響があると感じている」親が4人中3人という調査結果がある。生活や学習環境が大きく変わった不安感の中で、パパママは「子供の将来を見据えてどんな取り組みを行っているか」。1位は「得意なことを見つけて伸ばす(50%)」だった。

イー・ラーニング研究所調べ(2020年10月)

何でもそれなりにできることが必ずしも幸せにつながる時代ではない、と考えているパパママが多いようだ。わが子らしく生き、わが子らしい幸せをつかんでほしい、という願いがうかがえる。

そんな新しい子育て意識や幸福観をふまえて、子供たちの「やってみたい!」を見つけるきっかけとなるべくスタートしたのが「世界をぐるり! こども絵本リレープログラム」だ。立ち上げは一般財団法人RINDA foundation JAPAN。その絵本第1話として『リンちゃんとダーリンの大冒険 魔法のコインをさがしに』が2021年2月22日に発売された。

9歳の女の子がつなぐ未完の物語

『魔法のコインをさがしに』の作者はほんまひびきさん。この物語を書いたのは9歳のときだ。

主人公は9歳の好奇心旺盛な女の子、リンちゃん。2100年の世界からやってきたワンコのダーリンと出会い、環境問題など地球が直面している様々な問題に胸を痛める。未来のために“魔法のコイン”を探す旅に出る決意をする。

東京大学名誉教授で保育・幼児教育界の第一人者である汐見稔幸先生は「子供たちがこんな素敵にそして個性豊かに、希望をまぶしながら地球という星の未来を語るなんて! 逆説的に深い安堵を覚える一冊」と絶賛している。

実は、この絵本は完結していない。この物語を、次の創り手につないでいくためだ。『魔法のコインをさがしに』を読んだ子供たちに、その子にとっての次の物語を書いてほしい。それが「世界をぐるり! こども絵本リレープログラム」の願いなのだ。子供たちは創作の中で、地球の未来について考えを深め、幸せについて問うことになるだろう。RINDA foundationも子供たちの創作をサポートする体制を整えている。

「得意なこと」をワクワク探そう!

“得意なことを見つける”というのは、子供や「得意なことを見つけて伸ばしてあげたい」と思うパパママでさえも、なかなか難しい。きっかけとして、こうしたプログラムは有効だろう。気軽に参加可能なワークショップも開催予定(全2回:第1回目 3/13(土)、第2回目 3/20(土))だ。

当プログラムが促しているのは、うまくお話を書けるようになることではない。世界を知り、自分はどう関わっていくかを想像するワクワク感。そこを入口に、わが子にはやりたいことや得意なことを見つけ、自分の幸福観を築いていってほしい。課題があまりにも多く不安を覚える現状だが、さまざまなアプローチで子供たちが未来を探りうるチャンスでもあるのだ。

DATA

〈ワークショップ概要〉
「世界をぐるり! こども絵本リレープログラム」
●対象:小学生
●日程:<全2回>
第1回目 2021年3月13日(土)14:30スタート
第2回目 2021年3月20日(土)14:30スタート
●開催場所:東京都渋谷区富ヶ谷(小田急線 代々木八幡駅 徒歩1分)
●参加費用:¥12,000(税別)/全2回コース
●申込み・問い合わせ:info@rinda-f.org

〈調査概要〉
「Withコロナ時代における子供たちの将来に関する調査アンケート」
調査方法:紙回答
調査地域:全国
調査期間:2020年9月10日(木)~2020年9月27日(日)
調査対象:20代~50代の子どものいる親 男女 計219人


文:平井達也

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