
2022.05.09
想像力から自己肯定感まで!? 子供の遊び&オモチャづくりで育まれる非認知能力とは

2025.05.14
『SUUMO住みたい街ランキング2025 首都圏版』で8年連続1位に選出されている横浜市。実際に、都心へのアクセスの良さや商業エリアから海・川・緑地といった自然環境もあるバランスの良さは、純粋に住んでいて心地がいい。
子育て中の身としても、妊婦健康診査費用助成金(妊婦健診費用を従来の補助額に5万円上乗せ)や出産費用助成金(出産育児一時金に加えて最大9万円の助成)、中学生までの医療費無償化など手厚い子育て支援、さらにそれらの情報を入手しやすい子育て応援アプリ「パマトコ」など、街として子育てを支えようという気概を感じるところも心強い。
さらに、横浜には無料〜有料まで、知的好奇心をくすぐるスポットが充実! 小学生キッズのいるわが家が実際に行ってみて「これはリピート決定!」と思った、子どもが楽しめる&学べるお出かけ4スポットをご紹介。
みなとみらい線「新高島駅」2番出口から徒歩約5分の街中にある『ムラーボ!』は、株式会社村田製作所(以降「ムラタ」)が運営する子ども向け科学体験施設。
入口からほどなく、ウェルカムビジョンが出迎えてくれる「ヒストリーゾーン」でムラタの歴史を眺めながら階段を登り、2階の「シンボルゾーン」へ。
エレクトロニクスのかけらをモチーフにしたというシンボルアートが天井で輝く「シンボルゾーン」では、電気で動くエレクトロニクス製品の仕組みがわかるアトナミーテーブルや、何かが起こる“?”マークなど、インタラクティブな仕掛けが。
そして、『ムラーボ!』最大の目玉となるのが「ディスカバーゾーン」だ。専用端末で展示の2次元コードを読み込み、電気や科学に関するクイズに挑戦していく「ディスカバー体験」を楽しめる。
難しくても、ヒントを読むことで知識を得ながら回答でき、クイズに答えたら、電子回路でサーキットをしたり、電磁波ボールをキャッチしたり、センサの前で声やポーズを合わせたりと、身体を使ったゲームを楽しむこともできる。
ゲームでゲットしたポイントは最後にランキング表示されるので、高得点を目指しに何度も来たくなる。ディスカバー体験は公式サイトから事前予約をして行こう。
ディスカバーゾーンには予約不要で入れるので、ワークシートのクイズに挑戦しながらギミック展示を触ってみたり、じっくり見て回るのも面白い。小学校高学年くらいの年齢であれば、より理解が深められそうだ。
頭と身体を使って楽しんだあとは、科学に関する多彩なラインナップの本を読むことができるカフェスペース「シンクゾーン」へ。
焼き立てパンやビスケット、おいしいドリンクを味わいながら、親子でゆっくり知的な時間を過ごしてみては。
小学校低学年のわが子は、完全には理解できなかったかもしれませんが、科学漫画で得た知識を引っ張り出しながら一生懸命クイズを解き、ゲームに大はしゃぎし、また来たい! と大満足でした。
昔習った法則や発明者など、「そうだった!」「そうだったんだ?」と、親も子どもと同じように発見や学びがあり、充実した時間を過ごせました。
ムラーボ!
・所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい4丁目3-8
・開館時間:10:00~17:00(カフェラストオーダー 16:30)
・休館日:日曜日、月曜日、その他村田製作所の休業日 ※臨時休館は公式サイトを要確認
・料金:無料
・公式サイト:mulabo.murata.com
みなとみらい線「みなとみらい駅」5番けやき通り口から徒歩約5分、横浜ランドマークタワー向かいにある『三菱みなとみらい技術館』は、三菱重工業株式会社が30年前に設立した科学・技術・産業の展示施設。毎週土曜日の午前中には、自由参加の理科実験イベントも行っている。
まず、「MHI FUTURE GATE」では、大型船やロケット模型、三菱重工グループの創業以来のモノづくりのストーリーを知ることができるパネル展示が出迎えてくれる。
大人目線でも、これを造ったのが三菱重工なのか……と圧倒させられ、子どもにとっても憧れや夢を意識するきっかけにもなりそうだ。
続いて「海ゾーン」では、深海の世界へ。世界最高水準の有人潜水調査船「しんかい6500」の実物大分解展示の迫力に思わず歓声を上げてしまう。実際に搭載している機材や部材を、実物や模型、映像で詳しく紹介してくれる。子どもながらも貴重なことは感じたようで、近づいてじっくり眺めていた。
「空・宇宙ゾーン」には、ロケットの燃料タンクやエンジンの実物展示に加え、宇宙服のレプリカなど。大きさやその重厚感に驚き、「カッコいい!」と親子で大興奮。
2007年からH-IIAロケットによる打ち上げ輸送サービスを行っている三菱重工ならではの航空宇宙技術を、パネルや映像展示、ゲームを通して学ぶことができる。
宇宙飛行士選抜試験で出題された問題や、宇宙飛行士に必要な能力を試すゲームにチャレンジできるコーナーも! 天体や宇宙に興味のある子にはぜひトライしてみてほしい。
さらに、上の階の「陸ゾーン」では、2040年にカーボンニュートラルを宣言する三菱重工グループの、電力・交通・物流・冷熱の各分野の最新技術を紹介。
決して簡単な内容ではないものの、模型や映像といった興味を惹かれる展示たちを通して、地球の未来のためにさまざまな技術革新が進められているということを知る良い機会となるはずだ。
大型船模型やロケットの縮小版模型、宇宙服のレプリカや「しんかい6500」の実物大分解模型など、そのカッコよさに純粋に心を奪われ、親も子も見とれてしまいました。乗り物やジオラマ好きの子、宇宙に興味を持っている子にはとてもおすすめです。
風力発電機の風力にもとても驚かされたので、ぜひ陸ゾーンを探してみてほしいです。
三菱みなとみらい技術館
・所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目3−1 KDX 横浜みなとみらいタワー1階・2階
・開館時間:平日10:00~15:00(最終入館は14:30まで)、土日・祝日10:00~16:00(最終入館は15:30まで)
・休館日:毎週火曜・水曜(祝日の場合は翌日)、年末年始および特定休館日 ※臨時休館は公式サイトを要確認
・料金:大人¥500、中・高校生¥300、小学生¥200、未就学児、65才以上の方は無料(証明書の提示必要)
・公式サイト:www.mhi.com/minatomirai/
JR京浜東北・根岸線「洋光台駅」から徒歩約3分の『はまぎん こども宇宙科学館』は、遊びながら宇宙や科学に親しめる参加体験型の科学館。地下2階から5階まで、5つの展示室で科学や宇宙の不思議に触れたり、身体を動かして遊んで学ぶことができる。
写真提供:はまぎんこども宇宙科学館
直径23mドームの「プラネタリウム」では、小さな子どもも楽しめるアニメ仕立ての番組で宇宙や天体のことを学ぶことができ、さらにスタッフさんによるその日の星空解説も行ってくれる。優しい問いかけに、子どもたちも真剣に見聞きし、はりきってレスポンスをしていた。
春休みに行われていたイベントでは、スライムすくいやオリジナルスライム作り(有料)、スライムプール(無料)企画が楽しめた。大量のスライムに、多くの子どもたちが腕まで突っ込み、すくって握って、感触を堪能。
4階の“もののきまりを体験しよう!”という「宇宙研究室」では、ビーコロ®やボールマシンなど、玉が転がる巨大装置に釘付けに。3階の「宇宙トレーニング室」には、月面ジャンプ(小学生以上)や空間移動ユニット、惑星ジムなど、体験展示がたくさん! 次から次へと夢中になって遊ぶ子どもたちの熱気がすごかった。
『はまぎん こども宇宙科学館』は、イベント情報が載ったチラシを配布してくれるので、横浜市内の小学生親子の認知度は100%といっても過言ではない。訪れる際は、「プラネタリウム」の時間と、期間限定で行われている「実験・工作イベント」をチェックし、時間に余裕をもって、計画を立てて回ることをおすすめしたい。
春休みは平日でも多くの親子で賑わっていて、人気なことがよくわかりました。実際に自分の手で操作したり乗ったり動いたりと、アクティブに活動でき、テーマパークのような楽しさもありました。カフェや休憩スペースもあるので、雨の日も1日中たっぷり遊べそうです。
半年有効の定期入館料(大人¥800、小・中学生¥400)もあり、次回行った時には購入したいと思います!
はまぎん こども宇宙科学館
・所在地:神奈川県横浜市磯子区洋光台5丁目2−1
・開館時間:9:30~17:00(最終入館は16:00まで)
・休館日:第1・3火曜日、年末年始、臨時休館 ※臨時休館は公式サイトを要確認
・料金:入館料 大人¥400、小・中学生¥200、プラネタリウム入場料 大人¥600、小・中学生¥300、4歳以上¥300 ※3歳以下の子どもは座席利用の場合¥300
・公式サイト:www.yokohama-kagakukan.jp
JR京浜東北線・横浜市営地下鉄「桜木町」駅から徒歩約20分または市営バス89系統「一本松小学校」行き「野毛山動物園前」下車すぐの『野毛山動物園』。入園無料で、「誰もが気軽に訪れ、楽しめる動物園であり、小さな子どもがはじめて動物に出会い、ふれあい、命を感じる動物園」がコンセプトだ。
かわいい動物たちのラッピングバス「ぶらり野毛山動物園BUS」にワクワク! 毎日運行しているが、土日は一部通常の市営バスで運行。
キリンやレッサーパンダ、チンパンジーやニホンツキノワグマをはじめ、モルモットやフラミンゴ、カメ、ペンギンなど多様な動物を近くで見ることができる。
運良く羽を広げる姿を見ることができ感激!
毎日行われている「どうぶつガイド」は必見だ。動物たちの食事の様子を見ながら、飼育員さんによるわかりやすい特性などの話を聞くことができる。
この日はレッサーパンダのどうぶつガイド。飼育員さんが隠して置くエサを一生懸命探し、モグモグ食べる姿がたまらなくかわいい。
また、モルモットやハツカネズミなどの小動物とふれあえる「なかよし広場」が、4月22日にリニューアルオープン! ふれあい体験は事前予約制で、各日1週間前の正午から予約受付開始となっているので、事前にチェックしておこう。
立地柄、勾配があるので、歩いて巡っているといい運動になる。小腹が空いたら、園内にある「ひだまりカフェ」でカレーやキッズプレート、ジェラートなどを食べるもよし、入口付近の売店でソフトクリームを買ってエネルギーチャージをするもよしだ。
『野毛山動物園』は9.1ヘクタールの広大な野毛山公園内にあり、近くには横浜市中央図書館(のげやま子ども図書館「おやこフロア」が4月22日にオープン)もあるので、探索したり本を読んだり、充実した1日を過ごすことができる場所だ。
入園無料なのに、さまざまな動物を間近で見ることができ、どうぶつガイドでかわいらしい動物のエピソードを聞くこともでき、親も子も大満喫しました。今度はリニューアルオープンした「なかよし広場」で動物と触れ合ったり、野毛山公園でバラや桜なども楽しみたいです。
野毛山動物園
・所在地:神奈川県横浜市西区老松町63−10
・開園時間:9:30~16:30(入園は16:00まで)
・休園日:毎週月曜日(祝日にあたる場合は翌日)、12月29日~1月1日 ※5、10月は無休 ※臨時休園は公式サイトを要確認
・料金:無料
・公式サイト:www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/nogeyama
横浜のグルメスポットの代表格、横浜中華街。多数の中華料理屋に雑貨店、占いなど異国情緒を味わうことができ、子どもを連れて来たいスポットでもある。多くの人で賑わい、休日は昼も夜も行列ができているお店が多く、子連れでどこのお店に入ったらいいのか悩むことも。
写真提供:横浜中華街 香港大飯店
辛いものがまだ食べられない小学生ファミリーにおすすめのお店の1つが、本格的な香港飲茶・広東料理の食べ放題を味わえる『香港大飯店』だ。みなとみらい線「元町・中華街」駅1番出口から徒歩約5分とアクセスもよく、餃子や焼売好きの子どもには特におすすめしたい。
店内はほどよく落ち着いた雰囲気で、広めの個室もあり、訪問時は家族連れや女性グループが多く見られた。ベビーチェアも貸してくれるので、小さな子ども連れでも安心だ。アレルギー表記はないので、少し心配という方は、オーダー時に確認した方がいいだろう。
お料理はどれもおいしく、エビシューマイやエビのチリソースなど、特にエビがプリップリの食感! 親子でいろいろな中華料理を楽しもう。
横浜中華街 香港大飯店
・所在地:神奈川県横浜市中区山下町146-6
・営業時間:10:30~22:00(ラストオーダーは料理21:30、ドリンク21:30まで)
・定休日:年中無休
・公式サイト:www.honkondaihanten.com
横浜は、自然や都市機能、さらに「学びの場」がバランスよくそろった街だ。実際に子育てをしていて、身近な公園をはじめ、週末のおでかけ先に困らない安心感がある。子どもの興味を広げてくれるスポットが身近にあることは、親にとっても心強い。地域への愛着を育みながら、親子で成長していけたら最高だ。
文・写真:FQ Kids編集部
取材協力:横浜市