
2021.05.21
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2025.09.15
学校や地域が主催するクラブから、セリエAチームのジュニアクラブまでサッカーのコースはさまざま。
イタリアの男の子たちの断トツ人気の習い事はサッカー。女の子はダンスが人気。バスケットボール、バレーボールは男女とも上位に入る。
チェスは学校で大会が行われるほどポピュラー。創造性、論理性、記憶力を高めるために推奨されている。
文化・芸術的な習い事では、絵画、音楽、外国語(特に英語)など。イタリアらしいのは、チェスや演劇。演劇は、中等教育以上では口頭試験が増えるため、人前で堂々と話す力を培うことも目的の1つだ。最近はプログラミングなどコンピューター関連の習い事も増加。武道(柔道、空手など)も、子どもに礼儀を習わせるために注目されている。
礼節を学べるという点から人気上昇中の武道。特に柔道と空手のコースが多い。
文:田中美貴
フランスで抜群の知名度を誇るスター柔道家、テディ・リネール選手。
フランスでは柔道を、子どもに与える最初のスポーツとして考える親が多い。12歳以下の年齢層ではサッカー、テニス、乗馬に次いで柔道が人気。理由は敬意、友情、自制心を学べるからだ。
フランスの柔道人口は約53万人に上り、約12万人である日本の4倍以上。フランス国内の柔道教室は5139ヶ所(2023年時点)を数え、1万2000人以上の指導資格者がいる。パリ五輪でも見せた柔道強国のベースは裾野の広さにある。
文:守隨亨延
俳優にならなくても、演技レッスンは、自己肯定感や自由な想像力、協調性を高められることでも人気。
映画やテレビ番組、CM、舞台などの制作が頻繁に行われるエンターテインメントの都、ハリウッド。ここでは、子役オーディションも頻繁に開催され、明日には俳優になれるようなチャンスが転がっている。
このため、幼児から演技スキルや即興劇が学べる演劇学校もたくさんある。テレビドラマや映画のエキストラとして出演するチャンスもあるし、演技クラスやワークショップに参加すると、キャスティング担当など業界関係者と出会えることもしばしば。
文:大山真理
放課後の時間を使いサッカーに打ち込む子どもたち。 ©Jaxon Matthew Willis
学習塾のない国、それがオランダだ。放課後、サッカーやピアノなど自分が興味のある習い事に行くことはあっても、塾通いをする小学生はいない。小学生に出される宿題は日本のそれとは比べ物にならないほど少なく、彼らは放課後、自由に遊ぶ時間がたくさんある。
子ども向けサッカークラブも充実している。 ©Lukas
オランダの教育制度は、長期間にわたって子どもの学習能力を見極め進路分けできるようにできており、小学生がテストで良い点数をとること自体にさほど焦点がおかれていないのである。
文:米屋香林
SUP(サップ)を楽しむ子どもたち。
デンマークにも習い事はあるが、放課後は学校の建物内や隣にある「放課後センター」で過ごす子どもが多い。施設ではペタゴー(Pædagog)と呼ばれる、子どものウェルビーイング、社会性、対人関係の専門スタッフが常駐。
各種スポーツ、図画工作、コンピューター、ゲーム、音楽、調理、演劇、遠足などさまざまな活動を展開している。放課後の時間は、子どもが子どもらしく自由に過ごし楽しみ、良い人間関係を経験し、ウェルビーイングを保証される大事な時間と考えられている。
文:Ayumi Umino
通常、習い事は週に1回開催される。サッカーになると週2の練習に週末の試合が加わることが多い。 ©Unsplash
ドイツの児童の習い事といえば、まずはスポーツ。18歳以下の約半分は地域のスポーツ協会に属している。人気スポーツベスト3はサッカー、体操、テニス。芸術活動(絵画、工芸、楽器、コーラスなど)に専念する児童もいて、選べる習い事は多い。
子どもファームは児童福祉課などから援助を受け、非営利法人として成り立っている。 ©Unsplash
日本では珍しい習い事的な活動としては、「子どもファーム」がある。全国に150以上のファームがあり、放課後や週末に子どもたちが動物の世話、小屋の掃除などを担当する。動物好きな子、自宅でペットを飼えない子の憩いの場になっている。
FQ Kids VOL.21(2025年冬号)より転載