2021.11.18
2020.12.30
2024.12.25
――最近の印象的だったお子様とのエピソードがあれば教えてください。
2人の娘と毎晩寝る前に「今日も、いちにち、楽しかったね」と声を揃えて言うのが習慣になっています。私がバタバタして忘れていると、長女が「きょうも〜?」と聞いてくれたのが成長を感じて嬉しかったです。
――自分が子どもの頃どんな風に育てられたか、それが今の自分にどうつながっているかを教えてください。
母はよく私を【盛り上げてくれる】人でした。テストで良い点を取ると「東大行けちゃう!」と褒め、思春期には「言ってこないだけで、可奈子ちゃんの隠れファンな男子多いと思うわよ~!」などなど(笑)
芸能界という仕事を目指したことも、その仕事を続けている今も、母のこの盛り上げによる大いなる勘違いに助けられているような気がしてなりません。
――出産・子育てを経て、自分の考え方などで変わったなと思う部分があれば教えてください。
若い頃はいつも胸に寂しさを抱えていたように思います。子どもたちが産まれてきてくれて、寂しいと感じることが無くなりました。「寂しくない自分には、まだこれほどのパワーが眠っていたのか」と驚く日々です。
そして育児をしながら、困難をひとつ乗り越えるたびに、「私ってなかなか頼りになるじゃーん!」とどんどん自分を好きになっています。
――子育てとお仕事を両立する中で、大変なこと・楽しいことを教えてください。
大変なことはなんといっても体力的なことです。家事など全部自分でやりたいタイプなのですが、なるべく夫と協力するようにしています。
独身時代のように夜遅くまでは働けませんが、その分限られた時間の中でひとつひとつの仕事を今まで以上に一生懸命にやり、達成感を味わうことが今は楽しいです。
――子育てとお仕事の両立が大変だと感じるとき、どうやって乗り越えているかを教えてください。
たくさん睡眠をとること。家事もそこそこに子どもの寝かしつけと一緒に寝てしまいます。
最近リフレッシュできたのが、休日に夫と子どもたちだけで出かけてもらい、1人で思いっきり家の掃除をしたこと! これは本当に気分がスッキリしました。これを読んでくださってるパパさん、ぜひよろしくお願いします(笑)
――「柳原可奈子」として、これからの夢や目標があれば教えてください。
脳性まひの長女の生活から、新しく知ることがたくさんあります。【インクルーシブ】【バリアフリー】……言葉はたくさんあるけれど、私の目で見えた世界を、明るく発信し続けられたら最高です。
障害のある子もない子も幸せに! そしてそれを支えるおうちの方が少しでも楽しくなってもらえるような活動をこれからもしていきたいです。
柳原可奈子
1986年2月3日生まれ。東京都出身。B型。『ショップの店員』『総武線の女子高生』などさまざまな女性になり切る一人芝居ネタが話題を呼びブレイク。2008年には『第45回ゴールデンアロー賞』新人賞を受賞。現在はフジテレビ『今夜はナゾトレ』、日本テレビ『嗚呼、みんなの動物園』、テレビ東京『THEカラオケ★バトル』レギュラー出演、またNTV『DayDay.』、TBS『ラヴィット!』など数多くのバラエティやCMに出演し活躍中。2019年2月、一般男性と結婚。2019年11月、第一子、2022年11月に第二子を出産。二児の母として、自身のinstagram:@yanagihara_kanako_では子育ての様子を発信し、子育て世代からの注目が集まっている。2024年、『第17回ペアレンティングアワード』の“ママ部門”を受賞。
文:FQ Kids編集部
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