2024.12.27
2020.12.30
2020.08.26
あなたが子供にSNSを利用させる時、不安に感じることはなんだろうか? 今年7月、ニフティネクサス株式会社が22,276名に行ったアンケートではこんな結果が出た。
親の立場で最も不安に感じていることは「知らない人とのやり取りや面会」で、次いで「個人情報や顔写真アップ」「詐欺などの不正サイトへのアクセス」という結果に。特に心配していないという3割の親を除けば、7割が他に何かしらの不安を感じている(複数回答可)。
一方で、自分の子供がSNSを使っているのか知らない親もいる。調査では、子供がSNSを「利用している」と答えたのは48%、「分からない」と回答した人は20%だった。つまり、子供の5人に1人は親に把握されずにSNSを使用しているのだ。
安心して使うには親のある程度のフォローが必要だろう。なぜなら子供が「トラブルに巻き込まれた経験がある」と答えた親の割合は5%、実数だと280人も存在するからだ。
子供がSNSやインターネットでのトラブルに巻き込まれた経験がない、と答えた人は7割を超えているが、上述の数字の通り「絶対に安全」とは言い切れない。
では実際に、どのようなトラブルが起こっているのだろう。一番多かったのは「ネット上のいじめ(34.3%)」。そのほか、「詐欺に騙されそうになった、騙された(28.3%)」「親の許可なく課金した(25.5%)」と続いた。
この結果から、多くの親が「情報モラル教育(53.8%)」や「トラブルがあった時、子供が相談できる環境を用意する(46.3%)」必要性を感じているようだ(複数回答可)。
いまの時代、子供も親もインターネットから断絶して生きることは難しい。だからこそ、子供がインターネットやSNSを利用して、不安や危険を感じたら、いつでも相談できる関係性を築くことが大切だろう。
インターネットやSNS上のトラブルを子供特有の問題と決めつけず、「親も一緒に学ぶ姿勢を見せる」ことが、子供にとって一番の安心につながるはずだ。
ニフティが公開している「インターネットのルールとマナー」も参考にしながら、SNS利用について子供と一緒に考えてみてはいかがだろうか。
<調査概要>
●調査元:ニフティネクサス株式会社
●アンケート実施期間:2020年7月6日(月)~7月12日(日)
●有効回答数:22,276件
●回答者属性:20代以下:499人 30代:461人 40代:2,329人 50代:5,830人 60代以上:6,982人
ニフティ株式会社
編集部のオススメ記事
連載記事