【医学的見地から解説】子どものフィジカルリテラシーを高める遊びはスポーツトイが最適

【医学的見地から解説】子どものフィジカルリテラシーを高める遊びはスポーツトイが最適
東京ソラマチにて「ラングスキッズパーク」が3月24日~5月7日の期間限定で開催され、多くの親子連れがスポーツトイを体験した。スポーツトイで身につく力について、精神科医で小林ホールディングス代表の小林医師にお話を伺った。

12歳までに鍛えたい多様な動きが
すべてつまったスポーツトイ

大盛況だった東京ソラマチの「ラングスキッズパーク」。

――ボール遊びで身につく力は?
ボールは全身を使って投げるので、筋力の他、位置や方向・形状・姿勢・間隔・速度など三次元空間における空間認識能力が鍛えられます。プロ野球選手などのトップアスリートは、複数のスポーツ経験があるというデータもあります。

1つのスポーツだと動作が限られますが、スポーツトイなら、運動の基本となる動きが身につきます。

――基本となる動きとは?

スポーツトイを医学的に解説してくれた小林医師。

幼児期は生涯にわたって必要な運動の基となる多様な動きを身につけたい大切な時期です。文部科学省が推奨しているのは、立つ、持つ、投げる、はねる、跳ぶ、こぐ、捕る、走るなどです。

私自身小さい頃から、ブーメランをはじめ母が輸入するスポーツトイで遊んだり、勉強そっちのけで遊びに夢中でした(笑)。小学生になって野球チームに入り、あまりに速球なのですぐにレギュラーになりました。野球に必要な動きのパターンを、幼少期に既にスポーツトイで経験していたからだと思います。

ブーメランの投げ方のコツを教える小林医師。

 

――リップスティックで鍛えられる力は?

ソラマチのテラスでリップスティックの乗り方を教える、ラングスジャパン社長・小林美紀氏。

バランス感覚と体幹です。体幹が強いと、内臓の働きや代謝も活発になり、風邪もひきにくくなります。体全体の筋肉を効率的に動かすことができ、さまざまなスポーツをするうえでも非常に有利になります。

12歳くらいで神経系の発達はほぼ完成しますから、小学生のうちにたくさんの動きを経験しておくことが大切です。

スポーツトイで遊びながらミーティングを行う小林医師と小林社長。

 

教えてくれた人

精神科医/小林ホールディングス代表
小林遼太郎医師


DATA

ラングスジャパン
1987年創業。スポーツトイを中心とした輸入・企画デザイン・販売を行う玩具輸入代理店。2022年1月20日、フィットネスジム「コブラクションミックス代官山」をグループに統合した小林ホールディングスを立ち上げ、小林美紀社長の長男で医師の小林遼太郎氏が代表に就任。幅広い年齢層の人々の心身の健康を総合的にサポートすることをミッションに掲げる。


写真:松尾夏樹
文:脇谷美佳子

Sponsored by 株式会社ラングスジャパン

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