2020.02.17
2023.05.15
2022.11.24
幼児期からロボットに興味を示す子は多いが、学ぶとなると小学生以上を対象年齢にした教室が多かったり、難しそうな印象から躊躇してしまう親子も少なくないだろう。
しかし、勉強と遊びの区別なく、面白そうなことならどんどん関心をもって取り組めるのが幼い子供の強み。いずれロボットと無縁ではいられなくなるのなら、何でも楽しめる時期から親しませてあげたいものだ。
ヒューマンアカデミー株式会社は、展開する「ヒューマンアカデミージュニアSTE”AMスクール ロボット教室」に、幼児から学べるスタートコースとなる「プレプライマリーコース」を開講した。
対象は年中~年長の子供。全国の1,600教室で受講できる。従来から開講してきた子供向けロボット教室に加えて、より低年齢から学べるプログラムとなっている。
専用キットとテキストがセットになった教材は、極力シンプルな手順で組み立てられるよう工夫されているので、段階を踏んで丁寧に進めていける。教室では必要以上につまづかせないことを大切にしている。幼児に大切なのは「できた」「得意だ」「楽しい」の積み重ねだ。
プレプライマリーコーステキスト例 ※「スタートアップ」テキストと中面
ベーシックなロボット作りを完成させたら終わり、ではない。大切なのは学びの発展とオリジナリティー。そのために、さらに追加の工作をする余地があり、オリジナル工作シートなども用意されている。身近な素材と組み合わせたり、環境を変えて作動させたりして観察することで、意外な発見が次の学びにつながるかもしれない。
また、ロボットのモチーフとなっているのは「ブランコ」「おすし屋さん」といった子供にもなじみのあるものだ。
プレプライマリーコースで組み立てるロボット例「ぶらんこロボ ゆらリン」
作例の設計は、ロボット電話「ロボホン」の生みの親でもある、ロボットクリエイターの高橋智隆氏。これまでも従来コースでアドバイザーとして設計に関わってきた。
「プレプライマリーコース」の受講を修了した後も、プライマリー・ベーシック・ミドル・アドバンスと上級クラスに進むことができる。上位コースではタブレットでのプログラミングによりロボットを制御する、といったスキルを身につけることも。ロボット作りを全コース・8年間にわたって学び続けたら、知識・技術は相当なものになるだろう。
社会の変化にともなって、幼児の学習テーマも多様に広がっている。もちろん何でも早くから学べばいいというものではなく、子供ごとに個性や関心の違いもある。わが子に何がふさわしいのか、見極めは難しいが、興味を持っているものがあったら積極的に触れさせてみるのがいいだろう。
パパ・ママからはまだ難しいだろうと思える内容であっても、遊び感覚でこなせてしまう、ということも子供には案外よくあることなのだ。
〈コース概要〉
ヒューマンアカデミージュニアSTE”AMスクール ロボット教室 プレプライマリーコース
・対象:年中~年長生
・受講期間:1年間
・授業サイクル:隔週、90分 ※開講曜日や時間は教室により異なる
・受講費:[入会時]入会金 ¥11,000(税込)、専用キットの購入 ¥31,350(税込)、[月額]授業料 ¥10,340(税込)、テキスト教材費 ¥550(税込)※他コースと共通
※製品や教材の内容や価格等は変更になる場合があります。
文:平井達也
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