2023.04.10
2021.12.01
2022.09.01
不慮の事故、事件、また災害はいつわが子を襲うか予想できない。子供が今どこにいるか、無事かどうか確認できるようにしておきたいのは当然の親心だろう。パパママが仕事中に災害が起こった時も、より早く合流できるように居場所を把握する手段を確保しておきたい。
ここで取り上げるのはいずれも、子供に携帯させておいて居場所がわかるようにするものだ。携帯電話を持たせるのはまだ早い、逆に危険が高まる、という懸念もあるだろう。また学校が携帯電話の持ち込みを禁止していることも多い。そこで安全確保に特化したデバイスが現実的な選択肢となるはずだ。
ココセコム
加入料金¥4,400(税込)、月額¥1,320(税込)~
『ココセコム』はセコム株式会社による専用端末を使用した位置情報提供サービスだ。GPS(衛星測位システム)や携帯電話の基地局を使い、位置情報をいつでもスマホなどで確認できる。自宅や公園、教室など子供がよく行く場所を最大5ヶ所設定でき、そのエリアから出入りすると、専用アプリに通知もしてくれる。
緊急時には端末の通報ボタンを押すだけと、操作はきわめてシンプルだ。ボタンが押されるとセコムからパパママに連絡が入る。申し込み時に「セコムコールあり」にすれば、ボタンを押して通報すると端末にセコムから連絡が入り、そのまま通話することも。さらにオプションの「セコムかけつけ」を利用すれば、『ココセコム』本体のおおよその位置へセコムの緊急対処員が駆けつけてくれる。
問/セコム
公式サイト:www.855756.com/child
BoTトーク
端末代¥7,480(税込)、月額¥528(税込)/月額¥748(税込)
ビーサイズ株式会社の、みまもりロボットシリーズ最新モデル『BoTトーク』は、AI搭載端末による屋内外での高精度な位置特定&通知はもちろんのこと、行動範囲を自動学習し、子供が普段行かない場所に行くと自動でお知らせするなど、AIによる見守り機能が心強い。コンパクトながらロングバッテリーライフなのも嬉しい。
最大の魅力は音声メッセージを親子で送り合えること。日常生活はもちろん、災害時にも親子でトークを送り合い、確実な意思疎通ができるので、親子の毎日の安心感をより高めてくれるだろう。「BoT(ボット)」ブランドは、子供GPSとして2年連続、満足度およびユーザー数(率)No.1を獲得している※。
※2021年:株式会社ショッパーズアイ調べ(www.atpress.ne.jp/news/248711)
※2022年:株式会社アイディエーション調べ(prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000030222.html)
問/ビーサイズ
公式サイト:www.bsize.com/bot/talk
みてねみまもりGPS
本体価格¥5,280(税込)、月額通信費¥528(税込)
株式会社ミクシィが展開するのが『みてねみまもりGPS』。業界No.1※1の2000mAh大容量リチウムイオンを搭載し、1回の充電で最大2ヶ月間稼働※2。さらに、位置情報の把握に特化した携帯端末だから、その精度はすごい。
ドコモLTEの通信網、世界標準の衛星測位システムに加え、衛星の軌道情報を高速補完するA-GPSに対応してわが子を見守ってくれる。衛星電波が届かない屋内や地下でも、Wi-Fiを利用して位置情報を取得し補完する機能を搭載。
AIが、学校や習い事、遊び場など、子供がよく行く場所を自動で学習するとともに、「このあたりにいてくれれば安心」というエリアを「みまもり範囲」に登録すると、「みまもり範囲」から外れた場合はプッシュ通知やメールで知らせてくれる。
※1:2022年2月7日時点。「家族アルバム みてね」調べ
※2:省電力モード利用時、1日2時間の移動、GPS測位の場合
問/ミクシィ
公式サイト:mitene.us/gps
子供としては、いつも監視されていると感じると萎縮し、主体性を育てられないことにもなりかねない。見守りと監視は違う。子供に安心感を与えるのが見守りだということを、親は意識してほしい。
特に地震などの災害時、どうすれば身の安全を確保でき、パパママと合流できるかあらかじめわかっていれば、子供は大きな安心を感じられれるはずだ。位置情報端末を災害時にどう役立てるか、家族で話し合っておきたい。
文:平井達也
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