2020.02.26
2020.10.29
2022.08.06
忙しい朝の時間、最低限の準備を自分でしてくれたら、いやせめて何をしたらいいか自主的に理解してくれたら……と切に願わずにはいられない。しかし準備というのは意外とややこしい作業。体操着が要る日と要らない日、学童クラブがある日とない日、など子供の生活も日々異なる。
帰宅するまでを見通して準備できるようになるためには、準備作業そのものを毎朝のルーティンにして、手助けしてくれるグッズがあると心強い。そっけないTO DOリストより、せっかくなら可愛くて楽しいモノがいい。
株式会社明朗社が展開する知育雑貨ブランド「FÖRNE(フォルネ)」から新たにリリースされたのが、『お支度ボード』だ。
W28×H25×D約1cmの壁掛けもできるボードで一日の計画を管理できるようになっている。子供が毎朝するのは、ホワイトボード仕様の『お支度ボード』に計画的に書いたり貼ったりしていくこと。あとはそれを実行していくことだ。
「てあらいうがい」「あしたのじゅんび」「しゅくだい」などをイラストとひらがなで表したTO DOシールは、全部で16種類。使う前に、セットになっている「できたよ」シールと、マグネットの表裏に貼り付けておく。
月日と曜日、天気の他、「おきるじかん」「しゅっぱつじかん」「ねるじかん」を書き込んで朝のスタートだ。さぁ、今日はどんな日になるだろうか。「あさ すること」「おうちにかえってすること」「よる すること」をそれぞれマグネットで貼っていこう。
空白のシールも2セット付属しているので、「ネコとあそぶ」などオリジナルのTO DOマグネットを作ってもいいだろう。
「すること」を1つすませるたびに、TO DOマグネットをひっくり返して「できたよ」に。子供は直観的に達成感を味わえるはずだ。だんだん「できたよ」が増えていくのは、ゲームをクリアしていくような楽しさがあるかもしれない。
ボード内の一番下はフリーに使えるメモスペース。パパママとの伝言に使っても面白い。ヒノキの木材を使ったフレームとナチュラルな色合いがオシャレで、インテリアの邪魔をしない点も嬉しい。
お着替え、水筒から教科書など、子供が毎日準備する物は大人より多い。帰宅してから出発するまでのスイッチ・オフ状態の子供に、自分で早く済ませるように毎度発破をかけるのも骨が折れる。小言を言って少し不機嫌に送り出すのでは、朝から親子とも気が重い。
やがてわが子は自立して、親元から旅立っていく。その時にかける「いってらっしゃい」は少し寂しいものになるだろう。今は、自分でできることをだんだん増やしていくわが子に、朝の「いってらっしゃい」を笑顔で伝えたい。
文:平井達也
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