2020.05.07
2021.08.05
2020.08.14
例年は1ヶ月以上の長い夏休みを過ごす子供たち。しかし今年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け多くの子供たちの夏休みが短縮となった。
そんなイレギュラーな夏が訪れている今、株式会社イー・ラーニング研究所が、子供のいる親世代に向け「2020年子どもの夏休みに関する調査アンケート」を実施。周りの親子はどんな夏を過ごすのか? さっそく覗いてみよう。
まず、「今年の夏休みに体験させたいアクティビティは何か」を質問。最も人気が高かったのは「キャンプ(166人)」。最近のキャンプブームは、家族連れの間でも盛り上がりをみせている。子供と一緒にたき火を囲んだり、テントで過ごす体験は思い出深いものになるだろう。
2位は「旅行(149人)」、3位は「川遊び(94人)」と続いた。4位は「花火」(89人)、5位に夏にマストの「海水浴(82人)」が入る。ここまで共通していえるのはすべて「屋外」や「自然」と関連づけられるアクティビティが多い。
しかし、7位には「オンラインイベント・オンライン体験(63人)」がランクイン。コロナ禍による“新しい生活様式”に合わせて、夏休みの過ごし方にも変化が訪れていることがわかる。
ちなみに8位以下は、「プール(52人)」「遊園地(43人)」「その他(9人)」「特になし(7人)」というランキング結果となった。
次に、「なぜその体験をさせたいか」を聞いたところ、「自然に触れさせたい(188人)」という回答が断トツ。成長期で感性豊かな時期に、子供には普段と違った体験をさせてあげたいといった親の想いが反映されているようだ。
また、「多くのことを学ばせたい(169人)」という声も目立った。これは「キャンプ」や「旅行」といった屋外でのアクティビティに限らず「オンラインイベント・オンライン体験」など、自宅での過ごし方にもあてはまるだろう。
余暇を楽しむアクティビティだけでなく、「子供の夏休みに勉強させたい習い事は?」の質問でも興味深い回答が伺えた。
最も人気が高かった習い事は、「英語・英会話スクール(145人)」。グローバル化が進む現代社会では、英語はもはや必須項目といえるだろう。そして2位には「プログラミング(131人)」がランクインし、人気の習い事上位の常連・スポーツ系を上回る結果となった。
英語・英会話スクールやプログラミングは、2020年から小学校で履修科目となったことが注目を集めている要因だろう。
また、「オフラインとオンラインのどちらで、子供の夏休みの習い事をさせたいか」と質問すると、74%の家庭が「オンラインとオフラインの両方」と答え、「オンライン」での習い事19.4%と合わせると、実に9割以上の家庭がオンラインでの習い事を検討している。
感染症拡大をきっかけに、親のリモートワークだけなく子供の習い事にもオンラインの波が押し寄せている。“密”への不安解消はもちろんのこと、便利さや手軽さからも今後さらに“ニューノーマル”として人気が高まっていくだろう。
自粛期間を経て、授業が再開し駆け足で過ごした子供たち。「Withコロナ」という慣れない生活の中で、子供もストレスを抱えているはず。
「新しい生活様式」の中でも、短い夏休みを少しでも息抜きできるよう、それぞれの家庭で充実した夏休みを過ごして欲しい。
<調査概要>
イー・ラーニング研究所調べ「2020年子どもの夏休みに関する調査アンケート」
調査方法:紙回答
調査地域:全国
調査期間:2020年6月21日(日)~2020年7月8日(水)
調査対象:20代~50代の子どものいる親 男女 計273人
文:Dai
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