2020.02.27
2020.08.11
2022.06.01
本やインターネットで調べたり、動画やオンライン講座で学んだりすることは知識を広め、学びの基礎となる。しかし体験が伴わなければ、知識は血肉にならない。例えば図鑑で星座について学んだら、実際に星空を見上げてみることで宇宙を実感することができる。
経験すること・体験することは、子供はもちろん大人にとっても成長のために大切なこと。ここに、科学技術の成果はこんなことまで可能にしてくれるのか、と実感できるオススメの場所がある。この夏、驚きとワクワクに出会えるお出かけを計画してみてはどうだろう?
7月16日(土)~9月4日(日)の52日間、東急プラザ銀座4Fで開催される「やってみた展~カラダで学ぶ遊園地~」。
3~5月に大阪万博記念公園で大好評を博したイベントの東京上陸だ。主催するのは株式会社ラフ&ピース マザー。吉本興業ホールディングス株式会社、日本電信電話株式会社、株式会社海外需要開拓支援機構の3社で立ち上げられ、「遊びと学び」をコンセプトに事業展開している。
10ある楽しいコンテンツから、いくつか紹介していこう。
まず、「海の中を散歩してみた」は、360度シアターをそなえたドームの中でできる海中体験だ。海の生き物にも出会える。海は地球の7割を占めるが、その中を散歩する機会は滅多にないだろう。
子供たちに大人気の恐竜。「恐竜に会いに行ってみた」でモーションライドに乗ってその時代を訪ねよう。恐竜の動きや住まいを間近に観察できる。
「いろんな匂いを嗅ぎ分けてみた」ではアロマシュレーターから出るさまざまな香りを嗅ぎ分け、ちゃんと記憶できているかテストにも挑戦できる。日本には香道という繊細な伝統文化があることも想起させてくれる。
コミュニケーションについて新たな視点を得られそうなのが「触った感覚を伝えてみた」。自分以外の人が経験している触感を、自分のものとして感じることができる。一体どんな仕組みなのだろう。
災害対応や物流などさまざまな分野で注目のドローン。タブレットを使ってARドローンのプログラミング操縦を体験できるのが「ドローンを自由に動かしてみた」。障害物を避けてゴールを目指そう!
骨格など自分の体の中を見ることができるのが「自分を透かしてみた」。体の構造というのは生きていくために実に精妙にできている。それを知ることで、命や自身を大切にすることを学べるのではないだろうか。
「地球を掘ってみた」では“未来の砂場”で地球を創ってみることができる。すると山には山の動物が、海には魚が現れる。創造者の役割を果たすことで、わが子は何を感じるだろうか。
ネットや動画ですぐに子供の興味をそそるコンテンツにアクセスすることができる時代。何か不思議に思うことがあっても、検索することで簡単に答えにたどり着ける。
しかしそうやって得た解答は、真理とは少し違うものではないか。真理との出会いにはしばしば、疑問・仮説・驚きがともなうはずだ。それは実際にやってみることで得られるものだろう。体験することが、子供を広い世界へ、知識の受け手から次の行動へと誘ってくれるのではないだろうか。
〈イベント概要〉
「やってみた展~カラダで学ぶ遊園地~」
・会場:東急プラザ銀座 4F(東京都中央区銀座5丁目2−1)
・開催期間:2022年7月16日(土)~9月4日(日)
・開館時間:平日 11:00~18:00、土・日・祝 10:00~18:00 ※入館は午後5時30分まで、会期中無休
・入場料金:一般チケット【会場窓口販売】大人¥1,500/中高校生¥1,200/小学生¥800/未就学児¥500(3歳未満無料)、オンライン割引チケット【公式ホームページ販売】大人¥1,450/中高校生¥1,150/小学生¥750/未就学児¥450(3歳未満無料)
・イベントURL:www.lnp-mother.com/yattemita
文:平井達也
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