2022.12.05
2021.10.21
2021.06.30
すっかり夏本番を目前に感じる陽気のこの頃。でも今年も思い切った遠出の計画などは立てにくい状況だ。とはいえ、巣ごもりの生活が続いているからこそ、密を避けたお出かけでリフレッシュしたい。
東京近郊で家族の夏を満喫できる場所があれば……そんな悩めるファミリーにおすすめのお出かけスポットがある。自然やファンタジーの世界、涼しさをたっぷり味わえる夏限定イベントを紹介しよう。
都心から交通機関で1時間少々、埼玉県飯能市にある「ムーミンバレーパーク」。辺りは自然に囲まれ、都会の喧騒を忘れることができるだろう。ムーミン一家の住むムーミン屋敷や灯台、水浴び小屋など物語に登場するスポットが再現され、ムーミン谷の住民になった気分で遊びまわれるテーマパークだ。
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そのムーミンバレーパークで、2021年6月26日(土)~8月29日(日)に『SUMMER ART FESTIVAL』が開催される。気になる内容を見てみよう。
ムーミンパパが設計図を書いて建てたという「ムーミン屋敷」。その屋敷の前には「飛行おに」の帽子が。中に入れたものの姿を変えてしまう魔法の帽子からミストが湧き出て、ムーミン谷エリアがまるで雲海に覆われたように。
© Moomin Characters ™
原作『たのしいムーミン一家』に登場する魔法の帽子から出てくるミストで、暑い日でもひんやり体験を楽しめる。気象条件によってミストの大きさも変わる予測不能のエンターテインメントだ。
おさびし山エリアには、アスレチックツリーハウスで体を使って楽しめる「ヘムレンさんの遊園地」がある。その一画に、地面から次々と水が噴き出すファウンテンが登場。水遊びが好きな子供にぴったりのスポットだ。もちろん着替えを忘れずに持参しよう。
昨年好評だった企画がグレードアップして登場。頭上を埋める約1,200本ものカラフルな傘から現れる101体のニョロニョロ(昨年は45体)。圧巻の景色に光る稲妻、そしてやさしい夕立のようにミストのシャワーが降り注ぐ。
アンブレラスカイは原作『ムーミン谷の夏まつり』とコラボレーションしたデザインと演出で、『ニョロニョロの雷スプラッシュ!』は4月に始まった『ムーミン谷とアンブレラ』を引き継ぐものだ。どちらもmarimekkoなど世界的なブランドでデザインを手がける鈴木マサル氏がアートディレクターを担当している。
コケムス2Fのパヤでは、アートが楽しめる3つのワークショップが催される。
世界に1つだけのオリジナル傘を作る「私だけのアンブレラをつくろう!」は、傘の仕組みをじっくり観察し、骨の組み立てからビニール張りも行う本格的創作。『ムーミン谷の夏まつり』をイメージしたシールでデコレーションできるのが嬉しい。販売価格:¥2,800(税込)
電熱ペンで木に焦げ目を入れて絵を描く「ウッドバーニングボックス」作りでは、『ムーミン谷の夏まつり』アートが登場。夏の思い出に何をしまおうか、ワクワクが広がりそうだ。販売価格:¥2,500(税込)
小さな子供から楽しめるバッジ作りもある。ムーミンにちなんだモチーフから、好きなデザインを選んで仕上げることができる。販売価格:¥500(税込)
ムーミンの世界観あふれる広大で自然豊かなムーミンバレーパークなら、無理のない移動でも非日常を楽しめそうだ。そしてこのスポットの真価は、楽しみが滞在中にとどまらないところにある。おうちでも気軽に触れることができる本やアニメで、体験を思い出しながら、親子で何度でもまたムーミンの世界に浸ることができるだろう。わが子にとって忘れられない夏の思い出作りをチェックしてみてはいかがだろうか。
文:平井達也
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