てぃ先生&歯科衛生士が歯磨きのお悩みを解決! 一生の健康に関わる0~6歳の口腔ケア

てぃ先生&歯科衛生士が歯磨きのお悩みを解決! 一生の健康に関わる0~6歳の口腔ケア
子育ての悩みの種になりがちな子どもの歯磨きについて、最新の知識を伝え、悩みを解決し、正しい歯磨きをサポートする新商品を発表するセミナーが開催された。大人気現役保育士・てぃ先生も登壇したセミナーの様子をレポートする。

<目次>
1.一生の健康に関わる“おくちのゴールデンエイジ”とは?
2.てぃ先生と歯科衛生士さんが、子どもの歯磨きのお悩みを解決!
Q.子どもが仕上げ磨きを嫌がらずにできる方法はありますか?
Q.忙しくて時間が取れないとき、最低限のケアの方法は?
Q.子どもが自主的に歯磨きをするにはどうすればいい?
3.長い目線で、一生の贈り物になる歯磨きを

 

一生の健康に関わる
“おくちのゴールデンエイジ”とは?

7/16、サンスターグループ(以下、サンスター)主催のセミナー「一生の健康に関わる“おくちのゴールデンエイジ” 0~6歳の口腔ケアの重要性と最新の正しいケアとは?」が開催された。

第一部では、サンスターが提唱する“おくちのゴールデンエイジ”について、歯科衛生士の平塚江玲奈さんが解説。

サンスターでは、0~6歳を“おくちのゴールデンエイジ”と定義し、一生の健康を支える最も重要な時期だとしている。乳歯の虫歯は軽視しがちだが、実際は将来の永久歯や歯並び・噛み合わせに影響を与えることもある。

また、1歳7ヶ月~2歳7ヶ月は「感染の窓」といい、この時期に大人から子どもに虫歯菌がうつりやすい。さらに、3歳頃までに「口内フローラ」という細菌の集まりの土台が形成され、このバランスが悪いと虫歯のリスクが上がってしまう

こういったことから、ゴールデンエイジの正しい口腔ケアの知識を持つことは非常に重要だという。

第二部では、サンスターのヘルスケアブランド『SODATECO(ソダテコ)』から新発売されるオーラルケア商品について、ブランドマネージャーの柴田泰弘さんから紹介。歯磨きを、単なる目先の虫歯予防ではなく、一生の健康に関わる習慣づくり・口腔環境づくりのための“投資”であると位置づけ、パパ・ママに伝えていきたいと語った。

てぃ先生と歯科衛生士さんが、
子どもの歯磨きのお悩みを解決!

そして第三部では、『SODATECO(ソダテコ)』のアンバサダーに就任したてぃ先生が登場。歯科衛生士の平塚江玲奈さんと一緒に、パパ・ママの「歯磨き」にまつわるお悩みに答えた。歯磨きに悩むパパ・ママの参考になること間違いなしの、貴重なアドバイス満載のトーク内容をレポートする。

Q.子どもが仕上げ磨きを嫌がらずにできる方法はありますか?

てぃ先生:仕上げ磨きを嫌がるお子さんがいるご家庭ほど、「完璧に仕上げよう」という意識が強いような気がします。100%キレイになるように、という意識で磨いていると、「時間が長いから嫌」とか、「力加減が強くて痛いから嫌」とお子さんが感じることにつながりがちです。

まずは完璧を求めすぎず、楽しい親子のコミュニケーションの時間にする、と捉えることで、お子さんの反応も、もう少し穏やかなものになるんじゃないかなと思います。

歯科衛生士 平塚さん:歯磨きを楽しい時間にするのは、すごく大切なポイントだと思います。仕上げ磨きって、子どもを寝かせて、パパ・ママが上から覗き込む形になるので、その顔が真剣すぎると怖いかもしれません。まずは笑顔を心がけていただくといいかなと。

うちの子は恐竜にハマっているので、「ティラノサウルスのお口~!」って言うと「ガオー!」って開けてくれるんですが、そんな風に子どもがハマってるもので声がけをしたり、歯磨きの歌を歌ったり、ハミガキの味を好きなものにするなど、楽しい雰囲気になる工夫をしてみてください。

Q.忙しくて時間が取れないとき、最低限のケアの方法は?

歯科衛生士 平塚さん:歯磨きの時間帯って、とってもバタバタしますよね。だからこそ、磨きやすいハブラシを使うことで、短時間で効率的に磨くことがおすすめです。

虫歯になりやすいポイントは、「上の前歯の歯茎との境目」「前歯の歯と歯の間」「奥歯のかみ合わせの溝」なので、そこはしっかり磨いてほしいです。

食後にうがいをするとか、お茶や水を飲むだけでもある程度は洗い流してくれますが、それだけだと虫歯のもとになる歯垢は落とせないので、やっぱり時間のあるときにしっかりケアしてあげてほしいなと思います。

てぃ先生:習慣化っていう観点から言うと、「途切れさせない」ことも大切です。子育てで忙しいときもあるとは思うのですが、「やらなくていいんだ」と一度思ってしまうと、やらなくなってしまうこともあるので……。

だから、忙しくても「せめて前歯だけでもやろう」って少しでも歯磨きするとか、「歯磨きしない」っていう特例をあまり作りすぎない方がいいかなと思います。

Q.子どもが自主的に歯磨きをするにはどうすればいい?

てぃ先生:やっぱり何事も「楽しさ」が大事だと思います。どんなに大事なことでも、怖い顔して話してもやりたがらないので、なるべく親御さんも一緒に、楽しんでやる、というのが大事かなと。

例えば、「今日は変顔をしながら磨いてみよう」と親子でやってみるとか、お子さんが好きな音楽を流して、音楽が止まったら歯磨きも止める、みたいなゲームをしてみたりとか。いい意味で親子で遊べる楽しい時間にすれば、お子さんの苦手意識も減るんじゃないでしょうか。

歯科衛生士 平塚さん:正しく磨けるようになるには時間がかかるものなので、長い目で見て寄り添ってあげるといいかなと思います。つい、できてないところを指摘したくなっちゃいますが、まずはハブラシ持って口に入れてたらOK、くらいの気持ちがいいかもしれません。

そして、できたときはたくさん褒めてあげて、お子さんの達成感や自尊心を認めてあげつつ、仕上げ磨きでサポートしてあげるのがいいですね。

0~6歳の歯磨きをサポートする新商品『SODATECO(ソダテコ)』とは?

『SODATECO(ソダテコ)』は、「未来のために、今しかできないオーラルケアを。」という新しいコンセプトのもとで、サンスターがリリースする新商品。「歯磨きに慣れる」「ひとり磨き習慣化」「ひとり磨きスキルアップ」と、時期に合わせた子ども用ハブラシ・ハミガキの商品ラインナップを展開している。

特に「ひとり磨き」のサポートする3~5歳用ハブラシでは、奥歯を磨きやすい「ななめヘッド」、正しいハブラシの持ち方をサポートする「星型ガイド(指当て部)」、柔らかいのに毛が開きにくい「2倍長持ち毛」など、こだわりの新設計。

「しまじろう」とのコラボ、てぃ先生のアンバサダー起用などを通して、子どもやパパ・ママに正しい歯磨きを伝える活動も行っていく予定だ。

てぃ先生のコメント

子育てに関するものごとは、やり方や方法論より、環境が大事。SODATECO(ソダテコ)のアイテムは、パパ・ママが使いやすい仕上げ磨きブラシはもちろん、子どもが自分で正しい持ち方をしやすいハブラシなど、教えなくても伝わるデザインがすごくいいなと思います。

長い目線で、
一生の贈り物になる歯磨きを

忙しい子育ての中で、時には手が回らなくなりがちな子どもの歯磨き。しかし、0~6歳で正しい歯磨き習慣をつけることは、乳歯の虫歯予防だけでなく、永久歯や歯並びや口腔環境にも影響することが、今回のセミナーではよくわかった。歯磨きのお悩み相談もヒントにしながら、子どもへの一生の贈り物のつもりで歯磨きに取り組んでいこう。


文:FQ Kids編集部

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