2024.05.01
2022.09.16
2025.01.17
――最近の印象的だったお子様とのエピソードがあれば教えてください。
子どもたちは今、16歳と18歳。小さい時に毎日のようにくれた「ままだいすきだよ♡」というヘロヘロ字のお手紙を見返して、嬉しいような寂しいような何とも言えない感情になっています。最近もLINEでメッセージは来るのですが、高確率で「PayPayちょうだい」……成長したなあ。
――子育てとお仕事を両立する中で、大変なこと・楽しいことを教えてください。
緊張感のある大きな仕事が終わっても、一息つく間もなく家事を目まぐるしくこなし、気づいたら寝落ちして早朝からロケへ……という日も多く大変ですが、その姿を見て夫や娘たちが「ママお疲れ様」と言いながら料理を手伝ってくれたり、洗濯物を干しながら話をしたりして、それぞれが家族といる時間を大切にするようになりました。
思春期の娘たちと長く一緒にいると、ついあれやこれや言いたくなってしまうことも多いので、程よい距離感と時間がちょうど良いのかもしれません(笑)。
――夫婦関係を良好に保つために実践しているルールや秘訣があれば教えてください。
22年も生活を共にしていると、お互い生活の一部となってしまい、イラっとくることや悪いところばかり目立って来ることもあるのですが、例えば「要領が悪いな」と思っても、「こういうところが真面目で好き! とあの頃ときめいたなー」と、良く見えていたことを忘れずに再確認するようにしています。
家族であっても夫には一人の男性として接し、自分のことも一人の女性としてみてもらうようにして、いつまでも夫婦仲良くいたいです。
――自分が子どもの頃どんな風に育てられたか、それが今の自分にどうつながっているかを教えてください。
母から「興味があることは何でも一回やってみなさい」と言われて育ちました。習い事も私が「やりたい」と言ったものはすべてやらせてもらいましたが、一方でやめたいと言った時はすんなりやめさせてくれるので、子どもながらに「大丈夫なんかいな?」と思っていたほどです。
後年、母に理由を聞いてみたら、習い事は1つのことを長く続けるのも素晴らしいけど、まずは「何かやりたい」という意欲、そしてやめたとしても「やってみた!」という経験と自信が子どもには大事なんだと。
確かに私は、幼い頃から何でもとりあえずやってみて、ダメだったら次! というマインドで生きてきました。チャレンジすることを恐れないバイタリティの強さや自信は母がくれた大事なもの、そしてそれは強く生きる上でとても大切だと感じています。
――「野々村友紀子」として、これからの夢や目標があれば教えてください。
今まで、時には無理をして仕事や家事をしてきましたが、50代は自分のことを労りつつ、今まで以上に家族や夫婦の時間を大切にしたいと思っています。
ただ、新しいことをして脳を活性化させるために、家族で行ったことない場所に行くとか、食べたことないものを食べるとか、どんどんチャレンジはしていきたいです!
野々村友紀子
1974年8月5日生まれの放送作家。大阪府出身。2丁拳銃・修士の妻。芸人として活動後、放送作家へ転身。現在は吉本総合芸能学院(NSC)東京校の講師、書籍・脚本等の作家業に加え、メディア出演など多方面で活躍中。2021年12月に7冊目の著書「アカンヒトズカン」(学研プラス)を出版。教育テレビ『ハロー!ちびっこモンスター』にてぃ先生とともに出演中。
文:FQ Kids編集部
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