2023.03.13
2024.05.09
2024.02.26
今回開催された「おうち読書のミカタひろば」とは、子どもに「本を大好きになってほしい」と願っておうち読書を大切にしているパパ・ママが、お互いに体験談・お悩み・解決のヒントをシェアできるイベント。
「読書教育」という同じ軸を持って子育てに取り組んでいる保護者が集まるため、読書の悩みや喜びを何でも安心して話せる場だ。
イベントはオンライン・オフラインの同時開催。今回は東京駅付近の会場で開催され、会場参加27名、オンライン参加12名の参加者が集まった。すでに会員限定で2回開催されており、8割以上の参加者が「とても満足している」と回答。この日のイベントでも、最初の自己紹介から早くも盛り上がり、和気あいあいとしていていた。
おうち読書の体験談を皆にシェアする「ライトニングトーク」では、3人の保護者が登壇。
「プレ思春期でパパとぎくしゃくしていた娘が、パパが好きな本のコレクションを読み始めてから会話が弾むようになった」
「現実で体験したことが、『あの本に書いてあった!』とリンクして学びが深まる経験が増えてきた」
「本を読むようになってから実用書も読めるようになり、大人用の編み物の本を自分で読み解いて作品を作っていた」
といったリアルな体験談がシェアされた。また、その後の「おうち読書勉強会」では、親が自分で読んだ本の内容を発表する試みも。どの話も、参加者は興味深そうにうなずきながら聞き入っていた。
「おうち読書座談会」では小グループに分かれ、参加者が事前に回答した、おうち読書の悩みが書かれたカードを共有。カードを引き、1つひとつの悩みに対して1人ひとりがコメントするという形式だった。
「本のジャンルが偏っている」
「読み聞かせで聞きたがる」
「本より動画を見たがる」
など、さまざまな悩みに「あるある」と共感しながら、どのグループでもお互いの経験談や工夫を活発にシェアし合っていた。
保護者同士が話し合っている間は、子ども向けワークショップも同時開催。子ども向けワークショップでは、子どもたちが絵本を読んで、その感想を紙に書くという取り組みをした。
さらに、その感想の紙が保護者にランダムで配られ、「子どもの感想に感想をつける」という大人向けのワークショップも展開。子どもの感想に対して、どんなふうにフィードバックをしたら、本を読む楽しさをもっと感じてもらえるかを考えるきっかけとなっていた。
イベント全体を通して、会場は和気あいあいとしており、「おうち読書を大切にしたい」という同じ価値観を持った集まりならではの温かい雰囲気を感じた。
イベントを主催しているヨンデミーオンラインとは、子どもが読書好きになる月額定額制のオンライン習い事。アプリを通して、1,000冊以上の児童書データから、AI司書が子どもの好みや理解度に合わせたおすすめ本を提案してくれる。
今後もヨンデミーオンラインでは、子育ての方針として読書教育を重視する保護者が、「仲間」の存在により安心と自信を持っておうち読書に取り組めるよう、こうしたイベントを増やしていく方針だ。
次回のイベントは4月下旬を予定。イベントはPodcastで配信している「おうち読書のミカタラジオ」を聞いてお便りを送った人が参加でき、ヨンデミー会員でなくても参加可能だ。
ラジオでは「読書教育」を中心としたさまざまな子育て・教育の話題を発信しているので、ぜひ一度チェックしてみよう。
写真・文:FQ Kids編集部
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