2020.02.27
2022.08.09
2023.06.08
関東でもいよいよ本格的に梅雨入りとなる。被害が大きい台風や大雨対策だけでなく、子育てファミリーにとって「この時期をどう過ごしたら良いか?」は切実な問題だ。いつ晴れるかわからない中、外で遊べないからとおもちゃを新調するのも……。
そこで、ARINA株式会社が運営する幼児・小学生の保護者向け教育メディア「おうち教材の森」が、日本全国の小学生以下の子どもを持つ保護者を対象に行ったアンケートから、親子で楽しく雨の日を過ごせる方法を探ってみよう。
おうち教材の森が行ったアンケートでは、「梅雨の季節に子ども(小学生以下)とのおすすめの過ごし方は何ですか?」と質問。その回答では、1位は「一緒にクッキングをする」、2位は「室内遊園地に行く」、3位は「長靴やレインコートを着て雨の散歩を楽しむ」と続いた。
具体的な理由やアイデアなど、おすすめポイントを紹介していこう。
●家から出ないでも楽しめると思うから。
●一緒に作ることで、食育にも繋がる。
●晴れている日だと外に出かけたくなってなかなか一緒に料理をしたりお菓子を作ったりする時間がないので、家にいれる雨の日こそ一緒にお菓子作りなどをすると大人も子どもも楽しめてさらにお菓子も食べることができてとてもおすすめ。
●クッキングを通してキッチンでは何が危険なことなのか学んでほしい。
●料理を作ることで食事自体も楽しんでほしいから。
●仕事柄帰宅が遅く、料理を教える機会があまりないので、出かけることが少なくなる時期に教えている。
●濡れないし、運動できて疲れるから昼寝もしっかりする!
●運動する機会を失いたくないため。
●家の中にいるとお互いにストレスが溜まるから。
●子どもは身体を動かすことが好きなので、室内遊園地なら雨でも遊べるから。
●雨の時にしかできない楽しみ方があるから。
●身近な自然を感じてほしいから。学校に通う年齢になったら、雨でも学校に行かないといけないため、雨の日でも外出する経験をさせておきたい。
●長靴やレインコートを着て雨の散歩をして、子どもは水たまりに突進して、キャッキャして喜ぶから。
●雨でしか活躍しないアイテムだから。
●子どもが水溜まりで足をちゃぷちゃぷすることが好きだから。また、雨の日ならではの「濡れる」感覚や、花木の様子、空気などを感じてもらいたいと思うから。
●雨の日にしか見れない光景があるので、子どもと一緒に新しい発見を楽しめる。
雨=外で遊べないではなく、逆におうちでゆっくり過ごせる時間を食育に活かせたり、雨ならではの自然を楽しめるという意見が多いようだ。また、雨であっても身体を思い切り動かすことで親子の心身の健康を保ちたいという考えもうかがえる。
さらに4位以下にあがったアイデアも見てみよう。
●雨や梅雨の時期でしか見つけられない発見がたくさんあるから。紫陽花を見たり、カタツムリを見つけたりもできる。家に帰って見たものの絵を描いてもいいと思う。
●梅雨の季節でも外で楽しめるということを教えたいから。
●梅雨にしか楽しめない楽しみ方をして過ごしたいから。
●暑すぎず寒すぎず外でも一番過ごしやすい季節であり、緑が綺麗で花もたくさんある時期なので、この時期にたくさん自然の中で遊ぶ経験をしておく。
●小さい子でも花や虫に触れられる機会だから。
●なかなか2時間の映画をじっと見ていられる時間がないので、雨でお出かけできない日は割り切ってゆっくり寛ぎながらみんなでポップコーンを用意して映画を楽しむことにしている。
●普段親が興味のないアニメなどを一緒に観て、子どもの感受性を目で見て耳で聞くことは十分効果的だと思う。
●夏は外出したりする機会が多くなるので、この時期に家の中で映画を見るのはメリハリが出て良いと思うから。
●普段観ないようなアニメ以外の映画を親子で探して一緒に楽しむ。
●一緒に家の中でできることをする。ダラダラしたりゲームしたりトランプしたり。
●子どもと同じ部屋で寝転んで本を読んだり、テレビを見たりすることで共通の話題が増えるから。
●晴れの日にお出かけが多いため、雨の日は意識して休息をとるようにしている。
●普段忙しくて、一緒にダラダラする時間がないため。
●子どもとだらけている時間もふとおしゃべりしながら笑ったり、何もない時間ほど心に余裕ができて、私にはとても大切な時間。笑顔になれるのが一番。
●晴れていると外出する機会が多く、子どもの部屋や持ち物などがひどい状態になるので、雨でどこにも行けない家での時間が増える梅雨の時期は部屋の掃除と片づけができる余裕ができる。
●子どもにも片づけを見せることで少しでも参加できるようになってほしいから。
●子どもたちのおもちゃを一緒に洗ったり使うもの使わないものをわけて、部屋を綺麗にする。
●ちょうど衣替えの時期でもあるし、春は何かと忙しく家の中が散らかっている状態なので。子どもも家の中や自分の部屋が片づいてキレイになるのは嬉しいし、親もお金をかけずに梅雨の時期を過ごせて、さらに家の中が片づくのは嬉しい。
また、ランク外の「その他(26人)」の回答には、「手先を使うといいと聞いたので雨の日はチャンスとばかりにパズルや折り紙をさせている」「映画よりも文字に触れてほしいので図書館に行く」「新聞紙やトイレットペーパーの芯など、身近にある物で工作をする」といった意見もあった。
天気が良い方が楽しく過ごせると思いがちだが、アンケート結果から、実は雨の日だからこそできることはたくさんあるということがわかった。普段できない食育や自然体験、親子のコミュニケーションにじっくり時間をかけられるチャンスにもなるのだ。
ただでさえ、雨の日の送り迎えや通勤は大変なもの。休みの日に家族でダラダラしたりぼーっとすることだって大切だ。梅雨の季節は親も子も無理せずに楽しめる方法で、来る暑い夏に向けてヘルシーに過ごしたい。
〈調査概要〉
「梅雨の季節に子ども(小学生以下)とのおすすめの過ごし方は何ですか?」
・調査人数:200人(10代:1人、20代:17人、30代:105人、40代:65人、50代:12人、60代以上:0人)
・調査主体:ARINA株式会社、おうち教材の森(naki-blog.com/study)
・調査時期:2023年5月23日
・調査レポート:arinna.co.jp/report-24
文:FQKids編集部
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