2023.05.01
2022.02.02
2023.04.01
宝探しは、小説やマンガなど多くの物語の素材となってきた。宝物を見つけるまでの過程では、さまざまな課題を乗り越えなければならず、そこで主人公は知見を獲得し、一回り大きくなっていく。
子供も宝探しに参加することで、疑似体験を通して成長していける。近年、いろいろな地域や鉄道沿線などを舞台に宝探しイベントが盛んだ。わが子にも体験させてみてはいかがだろうか。
3月25日(土)から国立競技場で始まったのが、「探し出せ! 国立競技場に眠る秘密の宝」。主催するのは体験型コンテンツ「リアル宝探し」の企画・制作・運営を手がける株式会社タカラッシュと、独立行政法人日本スポーツ振興センターだ。
参加するにはまず、競技場外に設置されたカプセル販売機でカプセルトイを購入する。中には参加キットの引換券とオリジナルの缶バッジが入っている。チケットボックスで参加キットを手にしたら、物語の始まりだ。
この宝探しにはこんなストーリーが設定されている。
スポーツ観戦のため、国立競技場を訪れた参加者のあなた。早く着いたので競技場の外をぶらぶらしていると、声をかけてくる者がいる。
「やあ、僕はこくりん! みてみて! 国立競技場って、たくさんの木に囲まれているでしょ? 僕はこの木から生まれたんだ!」初めて見るその不思議な生き物は、ふわふわと空中を漂いながら一生懸命に話しかけてくる。
「そうだ! 実はこの国立競技場に、とあるお宝が眠っているっていう噂があるんだ。良ければ、キミも一緒に探しに行かない? この前不思議なメモを見つけたんだけど、そこに『今と昔をつなげる“情熱の宝”、国立競技場に眠る』って書いてあったんだ!」
こうして国立競技場の外周を舞台にした宝探しは始まる。あなたは「情熱の宝」を見つけることができるか……?
国立競技場は、1958年開場の旧国立競技場(国立霞ヶ丘競技場陸上競技場)が老朽化により全面改築され、2019年末に新しく生まれ変わってオープンした。この競技場の歴史も、実は「情熱の宝」を見つけるための手掛かりになるらしい。
特別公開の1問目!
競技場の歴史やスポーツに関する文化・知識を楽しみながら学ぶことができる宝探しは、大人の手助けがあれば小さな子供でも楽しめる内容になっていて、所要時間は30分~1時間ほどだ。
「情熱の宝」の正体は見つけられないとわからないが、初めに手に入れた缶バッジはずっと手元に残すことができる。こちらも子供にとっては宝物になるだろう。
これから人生の旅でさまざまな宝物を見つけ出していくわが子にとって、それは困難をともなう旅でもある。挫けそうになった時、立ち上がる力になるのは、幼い時に培われた勇気や探求心、そしてどんな時も家族は味方でいてくれるという信頼感であるはずだ。
〈イベント概要〉
「探し出せ!国立競技場に眠る秘密の宝」
・主催:株式会社タカラッシュ/独立行政法人日本スポーツ振興センター
・開催場所:国立競技場
・捜索エリア:国立競技場外周
・開催日:2023年3月25日(土)~
・参加料金:¥500(税込)
・想定所要時間:30分~1時間程度
・キット販売場所:Eゲート チケットボックス付近
・キット販売時間:9:00~17:00
・公式サイト:huntersvillage.jp/quest/kokuritsu_real
・国立競技場公式サイト:www.jpnsport.go.jp/kokuritu
文:平井達也
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