日本のモンテッソーリ園の様子がわかる! 教育現場の密着ドキュメンタリー映画が制作中

日本のモンテッソーリ園の様子がわかる! 教育現場の密着ドキュメンタリー映画が制作中
モンテッソーリ教育への関心が高まっている。わが子にも……と考えるパパ・ママに、どのような教育法なのかが具体的にイメージしやすい映像作品を2本ご紹介!

注目を集めるモンテッソーリ教育

20世紀初めに、医師であり教育家であったマリア・モンテッソーリ博士によって、“子供は自分で自立・発達していこうとする力(自己教育力)を持っている”という考えのもと確立された教育法「モンテッソーリ教育」。

「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」ことを目的とし、子供が“自己教育力を発揮できる環境”を重要視している。いまや世界中に広がり、日本でもモンテッソーリ教育に基づく幼稚園、保育園はたくさんある。

Amazon.comの創立者ジェフ・ベゾス、Googleの共同創立者セルゲイ・ブリンとラリー・ペイジ、Facebook創始者マーク・ザッカーバーグ、日本では将棋の藤井聡太竜王がモンテッソーリ教育を受けていたことが知られ、いま改めて注目を高めている。そんなモンテッソーリ教育のリアルな様子を知ることができる映像作品がある。

教育現場に密着した
2本のドキュメンタリー映画

①フランスのモンテッソーリ園を舞台にした『モンテッソーリ 子どもの家』

『モンテッソーリ 子どもの家』は、フランスで撮られたドキュメンタリー映画だ。

同国で最も歴史があるモンテッソーリ学校の幼児クラスを2年3ヶ月にわたって取材。2歳半~6歳の子供たちが学び成長していく姿をとらえている。

日本では2021年に劇場公開され、モンテッソーリ教育が関心を呼ぶきっかけの1つとなったその映画のレンタル配信が始まっている。Amazon Prime Video、Google Play、iTunes Store、J:COMオンデマンド、RakutenTV、YouTube、ひかりTV、ビデオマーケット、ビデックスでレンタル視聴できる。

日本以上に広く浸透しているヨーロッパにおけるモンテッソーリ教育の様子を確認するチャンスだ。

②日本のモンテッソーリ園を舞台にした新しい映画も公開予定

そして、日本でのモンテッソーリ教育の実践を知ることができる映画『モンテッソーリ わたしの家(仮)』も、2023年公開予定で制作されている。あるモンテッソーリ園の様子を14ヶ月にわたって撮影したドキュメンタリーだ。

その園では、子供たちは3~6歳の縦割りクラスで“おしごと”をする。1人ひとりが自主的に“おしごと”を選び活動する中で、「できた!」という経験を重ねていく。潜在的な成長する力を信頼する教育のもと、子供たちがそうした力を実際に開花させていく姿はきっと感動的だろう。

「わが子にとってどうか」を
イメージしてみよう

近年注目を浴び、その関連書籍や情報は数多いモンテッソーリ教育。すでに関心を寄せているパパ・ママは少なくないが、実際にモンテッソーリ教育に親しむ子供たちの様子を見ることで、「わが子にとってどうか」は格段に想像しやすくなるはずだ。

そこで生き生きと毎日を送るわが子がイメージできたら、近隣の園など情報を集めてみよう。そうした行動が将来的には、子供への最大のプレゼントになるかもしれない。

〈作品概要〉
『モンテッソーリ 子どもの家』
・監督:アレクサンドル・ムロ
・2017年製作/105分/G/フランス
・原題:Le maitre est l’enfant

『モンテッソーリ わたしの家(仮)』
・監督:石原東可
・企画・制作:4th FLOOR
・製作幹事:TIME


文:平井達也

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