保護者の約6割が「オンライン授業」に前向きと回答! コロナ後の教育システムはどう変わる?

保護者の約6割が「オンライン授業」に前向きと回答! コロナ後の教育システムはどう変わる?
コロナウイルス感染拡大を受けて、オンラインでの授業が広まっている。ITインフラが整備され、教育におけるオンライン化は今後も進んでいくだろう。学校以外の学びの場ではどうだろうか。オンライン教育の可能性を考えてみよう。

ITインフラで教育格差の是正を

今までの日本は、義務教育では学校に集い、一斉に学ぶというシステムにより教育の権利や公平性を保障してきた。オンライン学習が普及することにより、何が変わっていくだろうか。

オンライン学習塾「てすラボ」を運営する株式会社エンライクは、30〜50代のパパママ441名を対象に「学校外教育サービス」に関するアンケート調査を行った。調査では、学習塾や家庭教師などの学校外教育サービスを利用しているか質問しており、64%が利用しているという結果だった。

そこで、学校外のサービスを利用しているパパママに、その料金は妥当だと思う金額より高いかを尋ねている。すると、半分ほどが高いと回答した。

学習塾の授業をオンラインや映像で視聴できるサービスも登場してきている。調査では、そうした形式の受講でもよいと思うか尋ねている。その結果が下だ。57%が、オンライン等でもよいと答えた。

オンライン授業には、「何度でもわかるまで視聴できる」「生活スタイルに合わせて勉強できる」「わからない分野を集中的に学習できる」などのメリットがある。さらに比較的料金が安い。このことは塾の値段に負担感を覚えている多くのパパママにも魅力だろう。

昨今は教育格差が問題になっている。家庭や地域の事情で受けられる教育に差が生じることなどあってはならない。それを是正する手段として、オンラインという手法は可能性を秘めている。

学校は教育の公平性を担保してきたが、一方で学歴社会という弊害も生み出し、昨今は教育格差の再生産が問題になっている。こうした事態への対処として、教育におけるITインフラの整備は期待されるところだろう。

調査概要:「学校外教育サービス」に関するアンケート調査
有効回答:全国のお子さまをもつ30〜50代の男女441名
調査期間:2020年3月10日~2020年3月12日

DATA

株式会社エンライク

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