先輩パパママに聞いた「子供の新学期に大変だったこと」 一番はあの作業だった!

先輩パパママに聞いた「子供の新学期に大変だったこと」 一番はあの作業だった!
年度替わりはなにかと慌ただしい。特に新入学の子供の準備は大変だ。具体的にどんなことが負担になるのか、経験者の声を交えて紹介しよう。心づもりしておくべきことは、多岐にわたるようだ。

パパママにも始まる新生活

保育園や幼稚園での思い出に浸る間もなく、わが子の入学準備に追われているパパママも多いのではないだろうか。細々とした道具類の調達に奔走しつつ、入学後の心づもりもしておきたいところ。用意が必要なのは教材や制服などのモノばかりではない。

子供とともに、パパママにとっても新しい生活や人間関係がスタートすることになるのだ。それを踏まえて、先輩パパママに聞いた「子供の新学期で大変だと思うこと」アンケート結果をチェックしてみよう。

一番大変なのはあの作業!
さらに新たな人間関係も?

株式会社レビューが運営する、暮らしに役立つ情報メディア「さぶろぐ(sublogg.com)」は、「子供の新学期で大変だと思うこと」についてのアンケート調査を実施した。

Q.子供の新学期で大変だと思うことは?(回答数:150)


 
最も多かった回答は「持ち物への記名」。上履きや鉛筆から、算数で数を学ぶのに使うおはじきなどにまで1個ずつ名前を記入する、アレだ。パパママ自身の入学の時、自分の親が苦労していた記憶もあるかもしれない。調査ではこんな声が寄せられている。

●持ち物の記名が多すぎる。油性ペンで書いても油分がオハジキや棒に付いているのか上手く名前が書けず、数も大量にあるので2人目の子の時には名前シールを使ったが、今度は小さすぎて上手く貼れなかった。

●小学生になるが、こんな細かいものまですべて名前を書かないといけないと思うと、忙しい毎日の中ですごく大変な作業だなと思う。

次に多かった回答が「PTAの役員決め」だ。引き受け手がいなくて年度始めの保護者会はなかなか終わらない、という話を聞いたことがあるだろう。

●PTA役員はとにかくみんなやりたくないので、役員決めの時は何だか会場がギスギスする感じで、雰囲気が良くない。メンタル的に大変と思う。みんな忙しいし時代に合っていない気がするので、正直PTAも廃止にしたら、と考えたりもする。

●小学校の6年間の中で、PTA役員をどのタイミングで引き受けるかは自身のライフスタイルにも大きく関わってくるため、他の保護者との駆け引きや兼ね合いで大変苦労する。

PTA役員には地域に知り合いができる、先生との距離が近くなる、といったメリットもあるが、多忙なパパママには現実的に厳しい話でもある。

大変なこと3位は「配布物の管理」。学校からは日々子供経由でプリントが届く。重要なものも多く、ちゃんと目を通し管理しないといけない。

●毎日沢山のプリントが配られ、提出期日が迫っていたり無くさないようにしたりと、管理がすごく大変。

●新しい学校の1年生は、ほんとに大変。家までの地図を枠内につけるのが苦手。パソコンで取り出すけど、高校は近くではないからパソコンと格闘する。

●最近はハンコ免除になったけど、提出物にやたらハンコを求められるのも今思うと大変だった。ハンコがないだけで返却は意味不明。

大変なことの4位は「制服購入」、そして5位は「ママ友とのお付き合い」と続く。ママ友は時に相談し合える心強い存在だが、煩わしいことも少なくないようだ。

●ママ友と仲良くしとかないと情報が回ってこなかったり、自分の子供がハブられたりしないか心配になったりする。

●一から人間関係を築いていかなければいけないのが億劫。子供のためでなければ絶対にやりたくない……。

6位「家庭訪問」は、まず家の掃除から始めなければならないことも。7位は「登下校の送り迎え(見守り)」。集団登校の付き添いは子供の安全のためなのだが、神経を消耗することもあるようだ。

●共働きなので送り迎えを夫婦で当番制にしたいのに、お互いに忙しくなり、なかなかスケジュールが合わずによく揉めていた。

●他の保護者とペアで行わなくてはいけなくて、時間が厳密に決まっているので、少しでも遅れると迷惑になってしまう。

親の視点からも
学校情報の確認を

新しい環境で頑張る子供のために、親としてなるべく余裕を持ちたい新学期。しかし調査結果からもわかるように、面倒でも逃げられないからこそみんな困っているのだ。ここはひとつ、苦労の先に得られるものもあることを信じて乗り切ろう。

確実なのは、わが子か成長していってくれること。そして事前に親子や夫婦での協力体制を築ければ、新学期準備も絆を深める契機にできるかもしれない。まずはわが子の学校ではどんな準備が必要か、パパママはどんな形で学校に関わることになるのか、リサーチすることから始めてみてほしい。

〈調査概要〉
・調査対象:10代以降の男女
・調査日:2022年2月
・調査方法:インターネットによる任意回答
・調査人数:150人(女性122人、男性28人)
・調査レポート:sublogg.com/report-38


文:平井達也

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