2021.11.07
2022.07.09
2022.05.12
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折り紙、画用紙、古新聞、サインペン、のり、ハサミなど、オモチャや遊びづくりに使えそうなツールはあらかじめ家に用意しておこう。子供がアイデアを思いついて、「〇〇ない?」と聞いてきた時、あればすぐに取りかかれるからだ。
だが無い場合、出鼻をくじかれた子供はやる気を失うことも……。また「〇〇ない?」と聞かれた際、「もう! またぁ!」など余計な言葉をかけることも、やる気をそぐ可能性があるのでNG。
「さあ、何かつくりなさい」と突然言っても子供はやらないもの。まずはパパ・ママ自身が身近なもので何かをつくったり、楽しそうに遊んだりすれば、子供も自然にやりたくなってきます。「身近な物でこんな楽しいものがつくれる」「自分でつくれる遊びがある」という事実に気付かせ、意欲に火をつけてあげるのだ。
気付きさえすれば、子供はそこから想像力や行動力を発揮して、自分なりに面白いものをつくっていく。
子供が何かをつくり始めたり、遊んだりし始めたら、少々気になることがあっても何も言わず、見守ってあげることが大切。大人はつい口出しをしたくなり、「こっちの方がいいよ」「そんな色やめたら?」「形が変だよ」など、否定的な言葉が出てしまうことが多いもの。
それではそこで育つはずだった「非認知能力」が育たなくなってしまう。遊び以外のことでも、子供が自分からやり始めたものにはおおらかな態度で見守ろう。
パパ・ママからの声がけは、大人が思う以上に子供の「非認知能力」を育むサポートになるもの。例えば、できたものを「すごい」「いいのができたね」と褒めたり、何かやろうと考えて、でも失敗を恐れる子供に、「失敗してもいいからやってごらん」と言って背中を押してあげたり。
途中であきらめようとしている子供に、「あと少しね。がんばれ」と応援するなど、肯定的な声がけをしてあげよう。大げさにリアクションするのもおすすめだ。
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原坂一郎さん
こどもコンサルタント/KANSAIこども研究所所長。23年間の保育所の勤務を経て、「こどもコンサルタント」に。どんな子供も笑顔になるそのユニークな保育法は、メディアから「スーパー保育士」と呼ばれ注目された。現在は、笑いと笑顔をキーワードに、子育てに関するさまざまな研究・執筆・講演を全国で展開中。『読むだけで、子育てがうんと楽しくなる本』(春陽堂書店)、『ママのイライラが笑顔に変わる 男の子の育て方』(洋泉社)ほか著書多数。
文:笹間 聖子
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