2021.09.14
2022.05.28
2020.04.02
LINE株式会社は、プログラミング教育に参入することを昨年発表した。そして昨秋一般向けに公開したのが、無料のプログラミング学習環境「LINE entry」だ。公開に先立って、同社では小学校で出前授業を展開していた。そうした場で好評を博していた「LINE entry」が誰でも使えるようになったのだ。
これによって家庭でも子供たちは「LINE entry」を使ってプログラミングを学んだり、パパママが教えたりすることも可能になった。使用されるプログラミング言語は複雑な文字ではなく、カラフルなパーツを並べたり重ねたりしてプログラムを作るビジュアル型なので、初心者でもとっつきやすいはずだ。
「LINE entry」には「学習する」「作る」「共有する」「マイページ」の4つの機能で楽しくプログラミングが学べるよう工夫されている。
【学習する】
このページでは作品例を見たり目標のクリアを目指しながらプログラミングを学ぶ。LINEが放送大学や千葉大学と共同で、文部科学省の学習指導要領に基づいて開発したものだ。学校の先生向けに、テーマが以下のように推奨学年別で用意されている。パパママが家でわが子に教える際の参考にもなるだろう。
【作る】
オリジナルなプログラミングができるページだ。プログラミング言語を使って、ブロックを組み合わせながらコーディングできる。LINEでおなじみのキャラクターを動かしたり、ゲームだって作れてしまう。
【共有する】
この機能は現在、実装に向けて準備中。友だちと作品をシェアして動かしたり遊んだりできる。共同制作も可能だ。
【マイページ】
メールアドレスとパスワードを設定して会員登録をすることで、「作る」で作った自分の作品を保存できる。
LINE社はこのサービスの公開にあたって、ICTを自ら新しく創り出すための能力を培い、未来のデジタル社会をより良いものにするための担い手の育成を目指すとしている。これは今の教育で最も重要な方向性の一つだ。
未来を生きていくわが子のために、このようなプログラミング教材に触れさせることを検討してみてはいかがだろうか。
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