2021.01.27
2020.02.21
2020.04.04
入園からしばらくは、園に送っていくたびに子供は大泣きだ。これには親も胸が痛む。まだわが子には早いのではないかと考えてしまうこともあるだろう。夕方迎えに行くと、子供はまた大泣き……。一日中泣いていたのかと不安に思うパパママは多いのではないか。
しかし、子供は意外とケロッとしていることが多い。パパママと別れてしばらくすると、おもちゃで遊び始めたり保育士さんに甘えたり。そんな様子を見たら、パパママの方が寂しくなってしまうかもしれない。夕方子供がまた泣いているのは、それまで忘れていたパパママの存在を思い出すからなのだ。
保育士さんと話したり連絡ノートで昼間の様子を知ることはできるが、そこに写真という「さらなる描写」が加わってわが子の元気な様子を確かめることができれば、パパママにとって大きな安心材料となるだろう。
最近は個人情報保護の観点から、写真の頒布に慎重な園もある。さまざまな家庭があり、そこに通園していることが漏れたら危険につながる子供もいるかもしれない。
そんなとき責任を問われるのは園側だ。パパママもそうした事情は理解しながら、子供の元気な姿を確かめ、記録を残すために写真頒布の方途を一緒に探ってほしい。
株式会社うるるが運営する保育園・幼稚園向けのオンライン写真販売サービス「えんフォト」は、パパママ対象に子供と離れている時の写真がもたらす効用について明らかにするアンケート調査を実施した。
園での写真を見ているときの気持ちを尋ねた結果が下だ。「楽しい」と回答したのが77%、「癒される」が65%。多くのパパママがととてもポジティブな気持ちになっていることがわかる。
写真を選んだり見たりすることが親子で話すきっかけになるかという質問では、過半数が会話をするきっかけにしていることがわかった。
写真を見ながら、パパママは子供にどんどん質問してあげよう。子供は自分のことを質問されて答えるのが大好きだ。
「この子は〇〇くんっていってね、犬が大好きなんだよ。それでね、おうちはお花屋さんでね、ときどきママが保育園にもお花を持ってきてくれるの」など、どんどん話してくれるだろう。そうしたら、「〇〇くんとは何して遊んでいるの?」とさらに質問すればいい。
このような会話には2つの意味がある。1つは、園で何を感じ、どう過ごしているかを子供自身の言葉で聞けること。もう1つは、会話を通して園という世界をパパママも共有し、親子の絆を強められることだ。
一般社団法人日本写真療法家協会のホームページによると、
写真には「好きな写真を見ることでアルファー波が出てリラックス効果がある、唾液中アミラーゼ活性が低下してストレスが改善され、若返りホルモンの分泌が写真鑑賞後も持続する」など、主に脳科学や認知科学、心身医学などの側面からも報告されているそうだ。
わが子の園での写真は、将来のわが子にとって貴重なものになるばかりでなく、現在のパパママにも活力を与えてくれるだろう。
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