2022.02.28
2021.12.20
2020.03.20
非認知能力とは、数値化できる能力とは別の“生きていく上で土台となる大切な力”だ。「自分に関する力」としては、自尊心、自己肯定感、自立心、自制心が挙げられ、「人と関わる力」としては、協調性、共感する力、思いやり、社交性などがある。
こうした社会情緒的スキルと家族写真との関係を探ったのが、出張撮影プラットフォーム「fotowa(フォトワ)」だ。
10代・20代を対象に行った調査の中で「家族からの愛情を感じる写真を持っているか」を質問したところ、「たくさんある(15.1%)」「まあまあある(34.4%)」合わせて、約半分の人が「持っている」と回答した。
そこで今度は、「自分は親に大切にされていると感じるか」を尋ねたところ、「愛情を感じる写真を持っている(67.6%)」人と「持っていない(35.5%)」人たちとではっきりと差が出たのだ。
子供は、あたたかい家族写真を通して親の愛情を感じ取っているようだ。
調査ではいくつかの非認知能力に関わる問を投げかけ、愛情を感じる写真がそうした力を育んでいる可能性を示している。
たとえば、自己肯定感に関わる「今の自分が好きだと感じますか」という質問に対しては、「写真を持っている群」と「持っていない群」で18ポイントもの差が出ている。
また、自制心に関わる「感情のコントロールは得意か」の質問では、9.8ポイント差に。
さらに、協調性に関わる「人と協力しながら何かをなしとげた経験はあるか」という項目では、16.6ポイント差となっている。
なお、どのようなものが「愛情を感じる家族写真」かについても、調査の中で明らかになっている。
あなたの家に、家族写真はどれくらいあるだろうか? 親の愛情が伝わるあたたかい写真がたくさんあれば、子供は安心して豊かに育つことができるのだ。
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