2022.09.29
2022.08.12
2021.04.26
一般的に自転車のルールやマナーを学ぶ機会があるのは小中学校までではないだろうか? そう考えると、パパ&ママは10〜20年前の常識に従って自転車を利用していることになる。ところが、自転車に関する常識は約10年前に大きく様変わりして、それが近年浸透して来ている。
最大の変化は「自転車安全利用五則」。これは2007年に制定されたものだが、近年いよいよ運用面でも浸透してきた。情報がアップデートされていない方は「えっ……」と絶句するような大きな変更が含まれている。
絶対に知っておきたいのが「自転車は車道が原則」の徹底だ。自転車はクルマやオートバイに近い「車両」なのだ、という感覚を身につけて欲しい。
もう1つの大きな変化は「自転車保険の義務化」である。自転車が関わる交通事故の裁判において、高額賠償をともなう判決が出ていることへの対応である。
2015年に兵庫県が全国に先駆けて義務化したのに始まり、大阪、京都などでも義務化されていたが、今年の4月1日からは東京も対象に。今後、続々と追従する自治体が増えることが予想されている。
「自転車保険の義務化」と聞くと驚かれる方も少なくないだろうが、自動車保険の特約や一般的な個人賠償責任補償でカバーできる場合が多い。自身が加入する保険内容を見直してみよう。保険によっては契約者のみが補償対象である場合もある。子育てファミリーであれば、家族全員が補償対象になる保険に加入しておくと安心だ。
自転車安全利用五則
ルールを知って、安全なサイクリングを!
①自転車は車道が原則、歩道は例外
標識で指定された場合や、13歳未満の子供・70歳以上の高齢者などは歩道を通行できる
②車道は左側通行
③歩道は歩行者優先で、
車道寄りを徐行
④安全ルールを守る
・2人乗りは禁止(子供乗せ自転車などを除いて原則禁止)
・夜間はライトを点灯
・飲酒運転は禁止
・並進は禁止 etc.
⑤子供はヘルメットを着用
13歳未満の子供にはヘルメットをかぶせよう
文:川島礼二郎
イラスト:岡本倫幸
FQ Kids VOL.05(2021年冬号)より転載
編集部のオススメ記事
連載記事
#今話題のタグ