2024.06.24
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2021.01.24
子育てをしていると、子供が連発する「なんで?」に答えられずに困ってしまう、という経験はないだろうか。子供の好奇心を大事にしてあげたいと思いつつ、無限に続くかのような疑問のループにお手上げ状態、なんてことも。子供はそうしてあらゆる物事に関心を示し、知識を吸収して、自ら考える力を養っていくのだ。
今回紹介したいのは、キヤノンが運営するサイト『キヤノンサイエンスラボ・キッズ』。ここには「光」や「色」に関する知識や実験が豊富に紹介されている。光といえば相対性理論において重要な役割を果たすものだ。わが子がアインシュタイン、ホーキングを目指すきっかけになるかもしれない。
サイトのメニューには4つのカテゴリーがある。「光のなぞ」では光や色についての知識、「光を体験しよう」では光や色の実験が紹介されている。「光の科学者たち」では光を解明した科学者の功績を、「光シアター」では動画で光にまつわる様々な現象を学ぶことができる。
「光を体験しよう」で紹介されている実験は、それぞれ3段階の「むずかしさレベル」が表示されている。例えば、レベル3の植物の葉で日光写真を作る、という実験は火を使うものだが工程はシンプルだ。
まず、葉っぱに切り抜いた絵を重ねて日光に当てておく。一定時間経過後に葉を5分ほど煮て、アルコール・ヨウ素液の順に浸すと切り絵の形が現像される、というものだ。できあがるまでのワクワクを楽しみながら、植物の光合成やヨウ素による化学反応についても学べる。さらに、生命の源には太陽の光があることも実感できるだろう。
「光シアター」からも一つ映像を紹介しよう。太陽の光を受けるとなぜ温かく感じるか、あなたは説明できるだろうか。熱とは原子の振動によるもの。日差しを受けると太陽光の電場の振動により、私たちの身体を含む物質の原子も振動する。それが温かさとして感じられるのだ。
こんな深い真理が3分ほどで学べる動画が「光シアター」にはそろっている。
創作好きの子供には、ペーパークラフト素材を無料でダウンロードできる『キヤノンクリエイティブパーク』もオススメだ。自宅のインクジェットプリンターで印刷すれば、ごっこ遊びのおもちゃから美術品のような作品まで様々な素材を組み立てて遊ぶことができる。
パーティーに使えそうなアイテムやかわいい動物など、バラエティに富んだ素材がきめ細かくカテゴライズされているので、お好みのものを探しやすい。
こちらの難易度は5段階ある。難易度1のものなら、切って色を塗るだけなので幼い子供でも簡単にチャレンジできる。一方で難易度5の、例えば「スペイン セゴビアのアルカサル」ともなると相当手ごわい。制作目安時間はなんと10時間以上! 完成させてリビングに飾れば立派なインテリアだ。
ステイホームでも、自然や科学、モノ作りに親しむことはできる。問い、理解し、また新たな問いを立てる力はより良く生きるために一生必要なもの。わが子の好奇心、探求心は大いに伸ばしてあげてほしい。
キヤノン株式会社
キヤノンサイエンスラボ・キッズ
キヤノンクリエイティブパーク
文:平井達也
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