
2022.05.21
栄養、時間、外出時……ママ500人に聞いた「子供のおやつ」問題に尾木ママが回答!

2025.08.05
人が生きていく上で不可欠な「衣食住」。その中でも「食」を学ぶ「食育」は定着してきているが、同じくらい大切な「住」を学ぶ「住育(じゅういく)」のことは知っているだろうか。
積水ハウスが新設する「住育」エデュテイメント施設『JUNOPARK(ジュノパーク)』の企画・設計をリードしてきた矢城利恵香さんに話を聞いてみた。
「私たちは、『暮らしの中で幸せを感じられる、感性豊かな子どもを育む活動』を『住育』と定義しています」と矢城さんは語る。「住育」というと一見、住居の選び方や家の建て方を学ぶことのように思える。しかし、住まいは単なる物理的な建築物ではなく、住む人のライフスタイルや生き方そのものだ。
だから、「子どもたちが自分の『好き』や『大切』に気づくきっかけを作り、自分らしい幸せを見つけ、人生を主体的につくっていくための感性を育むことが大切です」と矢城さん。
そのヒントとなるのが、「暮らしの中で育まれる6つの感性」だ。これは、積水ハウスの住まいづくりの現場に深く関わっているさまざまな人たちが大切にしていることを6つにまとめたもの。「住育」の参考にしてみよう。
自己を表現する感性
自分の「好き」を知り表現を楽しんで暮らす
観察・追求する感性
もののかたちや仕組みに興味を持って暮らす
多角的な視点で捉える感性
いろんな人と認め合い協調しながら暮らす
論理的に考える感性
「なぜか」を考え居心地の良い環境で暮らす
モノの価値を見出す感性
ものを大切に、未来への視点を持って暮らす
自然に共感する感性
豊かな自然を愛でながら共に暮らす
●「自分の居心地のいい部屋」を
デザインしてみよう!
ブロックのおもちゃや工作の材料などで、自分の好きな部屋を作ったり、絵に描いたりしてみよう。実際に子ども部屋やリビングの一角をコーディネートしてみても◎。
●家の「明かり」を
チェンジさせてみよう!
電灯や懐中電灯にカラーセロファンを貼って、いろいろな色で家の中を照らしてみよう。勉強や食事にはどんな明るさや色がいいのか、なぜそれが心地よいのか考えてみよう。
●身近にあるものの「素材」を
観察してみよう!
家の中にある家具やモノは、プラスチック、木、鉄などいろいろな素材でできている。自分の好きな手触りや色のものを見つけて、それが何の素材でできているか調べてみよう。
2025.8.5 NEW OPEN!!
積水ハウスの
体験型「住育」エデュテイメント施設
JUNOPARK(ジュノパーク)
この夏、京都府木津川市に、暮らしの「エデュケーション」と「エンターテインメント」を融合させた住育エデュテイメント施設、JUNOPARKがオープン! FQ Kids編集部が現地を取材した。
“暮らしの中で育まれる6つの感性”をもとにした体験がいっぱい!
「体験アクティビティ」は、子ども同士や家族で参加できる(※)、約45分間のゲーム形式の体験プログラム。参加には整理券が必要なので、現地でゲットしよう。
(※対象:小学校1年生以上。小学校3年生以下のお子さまは保護者の付き添いが必要です)
マイルーム大改造
50カラー以上/200以上の素材を組み合わせて部屋をデザインし、自己を表現する感性を育む。
●参加者の感想:「いろんな素材に触れて、お部屋になった時のイメージが湧くのが楽しい!」
2メートルタワー建築
チームで協力しながら、2メートルの高さでも倒れない構造物を作り、モノのかたちや仕組みを観察・追求する感性を育む。
●参加者の感想:「思った以上に難しかった」「高層ビルがどう建っているのか興味が湧いた」
戦略アスレチック
装具で動きが制限された状態で、チームで協力し合いながらアスレチックをクリアするプログラム。多角的な視点で捉える感性を育む。
再生ものづくりラボ
ゴミの山から目当ての材料を見つけ出し、分別することで新たなアイテムに生まれ変わらせる。モノの価値を見出す感性を育む。
ゴーストハウス調査隊
なんだかイヤな感じがするおうちを捜索し、視・聴・嗅・触の四感を通して感じたことの「なぜ?」を考えて解明する。論理的に考える感性を育む。
「体験ギャラリー」は、自由に見て触れることができる体験型の展示。整理券は不要なので、ゆっくりマイペースに楽しもう。
世界の自然共生ハウス展
世界のアイデアハウスの事例に触れながら、豊かな自然を愛で、共に暮らすことの大切さを学ぶ展示。
マテリアル観察ギャラリー
世界の資源循環住まい展
チケットなしで楽しめるエリアも。子どもたちの6つの感性の探求を促す1,000冊の本が自由に読めるライブラリーや、カフェ、レストラン、ショップも充実。気軽に立ち寄ってみよう。
吹き抜けに立つ「感性の樹」と、「ライブラリー本の庭」
キッズチェアも完備の広々としたカフェ・レストラン
カフェ iru-ca donuts & coffeeのドーナツ
積水ハウス CXデザイン室
矢城利恵香さん
2022年3月に積水ハウス入社、コミュニケーションデザイン部に配属。積水ハウスの「住育」エデュテイメント施設『JUNOPARK』の、企画設計~コミュニケーションまで全般をリードしてきた現場スタッフ。
JUNOPARK(ジュノパーク)
【交通アクセス】
●住所 京都府木津川市兜台6-6-4
●電車でお越しの場合/近鉄京都線「高の原」駅から徒歩約15分、バス約10分、タクシー約5分
●お車でお越しの場合/京都方面からは、京奈和自動車道山田川I.C.を降りて約5分。
大阪方面からは、第二阪奈道路宝来I.C.を降りて約20分
【営業時間】
9:30-17:00
カフェ 9:00-17:45(L.O.17:30)
レストラン 11:30-14:30(L.O.14:00)
【休館日】
毎週水曜日(祝日、春・夏休みなどの長期連休期間を除く)、年末年始、その他施設の定める日
【入館料】
パブリックエリアは無料。体験エリアは小学生・中学生500円、大人1000円(未就学児無料)。
入場チケットの販売はオンラインのみ。小学校3年生以下は保護者の同伴が必要(体験アクティビティは小学校1年生から体験が可能)。
※チケットのご予約は公式サイトから:www.sekisuihouse.co.jp/junopark
写真:松尾夏樹
文:FQ Kids編集部
FQ Kids VOL.22(2025年夏号)より転載