
2022.04.09
食事に1時間かかる3歳児に、てぃ先生オススメの「ルールの決め方&守り方」って?

2025.07.23
>>関連記事【子どもの「晩御飯を待てない問題」にうまく対処! 『お助けおやつ』の3か条|おやつ調査①】
「おやつ調査①」では、晩御飯前に遭遇する「お腹すいた攻撃」に働くママが手を焼いている実情をリポートしつつ、対処方法のベースとしてあまこようこ先生に『お助けおやつ3か条』を紹介してもらった。
2回目となる今回は3か条を深掘り。掲載しているレシピとともに日々の「お腹すいた攻撃」対策として役立ててほしい。
「特に夕方の時間帯はおやつで時間をつなぐことが多いですが、ただお腹を満たすだけではなく、子どもの機嫌をとる工夫も大切になります。例えば、コミュニケーションをたのしみながら食べられるおやつを選ぶといいでしょう。
おやつを渡す際に『どれが一番おいしい?』とゲーム感覚で問いかけてもいいですし、ストリングチーズなら『今日は何本さける?』、アーモンド小魚なら『どのお魚が大きいかな? 何匹いる?』と一緒に食べたりしながら話題を振れば、子どもはたのしみながら満足感を得られます。
また、子どもは大人が食べているものに興味を持つので、一緒に食べることでいろいろなものが食べられるようになったりします」とあまこ先生は言い、買い物時のちょっとした工夫も教えてくれた。
「おやつを子どもと一緒に選びに行ってもいいでしょう。自分で選んだおやつを意識して食べられ、食べるたのしみが増します」。
もちろん、おやつには食べるべき理由もある。子どもの成長や健康のためには食事と食事の間は4~5時間が理想と言われているが、時には理想の時間を越えてしまう。適切なおやつはエネルギー不足解消に役立つのだ。
「でも、おやつを食べさせて晩御飯を残させるのは……」とやきもきするママにはあまこ先生のアドバイスを聞いてほしい。
「晩御飯を残すことは避けたいですが、それでも起きてしまうのも現実。ですから、不要な成分ではなく、必要な栄養が入っているおやつを選ぶことで、子どもの食生活を守りましょう」。
食生活をトータルで見るという視点を持つことも一助になりそうだ。
晩御飯のことを考慮しながらおやつを与えられるのが理想。
子どもとたのしいおやつタイムを過ごしたいと思う一方、晩御飯を準備する時間も確保しなければならない。子どもの機嫌が良くなり、「お腹すいた攻撃」も収まって準備に取り掛かって目を離したら、ゴミが散らかった……。「もう!」とならないために心に留めておくといいことがある。
「子どもがおやつを食べている間、見守っていなくても安心して用事ができるかどうかも大切なポイントです。そういうおやつを選んでもいいでしょう」。
状況に応じて適切なおやつを選ぶことも大切なポイントになりそうだ。
いつも一緒におやつを作る必要はないが、時間的に余裕がある時や夏休みなどに、一緒におやつを作ることはおやつや食を理解するいいチャンス。自分が口にしているものを知ることは食育としても価値がある。ぜひ、時間を見つけて一緒にトライしてみてほしい!
・調理時間:5分
・エネルギー:47kcal
・たんぱく質:2.2g
・カルシウム:44mg
・食塩相当量:0.2g
※1個分
・クラッカー4枚
・雪印北海道100 さけるチーズ プレーン1本
・板チョコレート4片
・カラースプレー適量
①スキレットにクラッカーをのせる。
②輪切りに12等分した「さけるチーズ」を3個ずつクラッカーにのせて、焦げ目がつくまでバーナーであぶる。
③チョコレートをのせて、バーナーであぶり、チョコレートがとけたらスプーンで軽くおさえる。
④カラースプレーをかける。
料理研究家・フードコーディネーター
あまこ ようこ先生
大阪あべの辻調理師専門学校卒業後、洋菓子店、レストラン勤務や料理家のアシスタントを経て独立。美味しく、楽しく、華やかにをモットーにさまざまな料理を発信し、TV番組、雑誌、広告、イベント等で活躍。著書も多数。2児の母。
文:FQ Kids編集部