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子供たちにより身近になっている習い事。いろいろやらせてあげたいと思いつつ、送り迎えや金銭面などを考えると、気になったもの全部! とはいかない。小学校の必修科目に取り入れられた英語やプログラミング、ダンスなどをはじめ選択肢が増えている今、子供たちの習い事事情はどうなっているのだろうか?
トレンドを見てみれば、いまパパ・ママが子供に願うこと、子供たちの関心も知ることができるはずだ。
株式会社ヒューネルは、3歳から18歳までの子供をもつ保護者500人を対象にした「子供の習い事に関するアンケート調査」の結果を発表した。結果は男の子/女の子別にまとめられている。
まず、子供が現在している習い事は何か。男子の1位は水泳。2位の英会話の倍近い人数で、圧倒的な人気だ。
全身運動の水泳は、呼吸機能など体力の向上にもつながる。さらに脳の空間認知能力を鍛えるとも言われている。多岐にわたる効果が人気の秘密なのだろう。
また、通信教育が男子で6位、女子で5位にランクイン。おうち学習も根強い人気だ。
次に、子供が最初に習い事を始めた年齢も尋ねている。男女とも4~6歳が最多で、ついで3歳以下が多かった。会話によるコミュニケーションができるようになると、何かしら習い始める傾向がうかがえる。
複数の習い事をする子供も多いようだが、現在の習い事の数を質問すると、男女とも最多は「1つ」。
ひと月にかける費用については「5,000~10,000円未満」が最多、ついで「10,000~20,000円未満」となった。
さて、習い事を始めたきっかけだが、1位は「子供が希望した」こと。子供にも子供なりの学習意欲がちゃんとあるのだ。2位は「運動能力向上になる」。すこやかに生きていくためには身体能力も必要だ。
「これから始めようかと検討している」習い事については「英会話」が1位。グローバル化を見据えて必要と考える親子が多いのだろう。同じく今後重視されるはずの「プログラミング」が男子で3位なのに対して、女子では6位。テクノロジー領域にも女子の進出は期待されているはずだが、興味の違いだろうか。
子供に習い事をさせたい理由については、男女とも1位が「得意なことを身につけて自信をつけてほしい」、2位が「夢中になれる事を見つけてほしい」。得意なこと、好きなことがあると人生が豊かになる。習い事を通してわが子の幸せを願う親心がわかる結果となった。
大谷翔平は小学2年生からリトルリーグで野球を始めた。羽生結弦がスケートを始めたのは4歳だったという。2人とも幼少時のいわば「習い事」から世界の頂点に昇りつめた。
もちろん、頂点を極めることばかりが幸せではないだろう。自信を持てること、夢中になれる好きなことと出会えれば十分だ。習い事が子供にとってそんな出会いのきっかけとなるよう、パパ・ママは応援してあげてほしい。
〈調査概要〉
「子供の習い事に関するアンケート調査」
・調査日:2022年9月22日~10月6日
・調査方法:インターネットによる選択・記述式回答
・調査対象:3~18歳までの男の子の保護者、3~18歳までの女の子の保護者
・調査人数:合計500人(3~18歳までの男の子の保護者250人、3~18歳までの女の子の保護者250人)
・関連URL:www.triangle-life.co.jp/media
文:平井達也
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