オモチャの消毒や除菌、間違えば破損の原因に!? プロが教える正しいお手入れのコツ

オモチャの消毒や除菌、間違えば破損の原因に!? プロが教える正しいお手入れのコツ
おうちのオモチャの消毒は行っているだろうか。オモチャにも、素材や機能ごとに適切なお手入れ方法がある。取り扱いのプロがアップした動画を参考に、長く安心に使うためのお手入れを習得しよう。

不適切なお手入れで壊したら大変!

手指のアルコール消毒が当たり前になった昨今、オモチャにも消毒や除菌を心がけているパパママも多いだろう。しかし、実はその消毒などによってオモチャが傷んでしまうことがある。

優しいイメージがある木製オモチャは水分に弱い。電気で駆動するオモチャは回路部分が壊れやすい。よかれと思ってしたことによって遊べなくなってしまっては、大切なオモチャが台無しだ。

素材や機能に沿った掃除を

では、どのようにお手入れをしたら良いのだろうか。木製のオモチャには消毒液などを直接かけるのは禁物だ。ひび割れや塗装はがれの原因となる。水や薄めた消毒液を含んだ布を固く絞り、キズをつけないようにやさしく拭いていこう。プラスチック製のオモチャも同様に、塗装がはがれないようにアルコールを含んだ布で拭き掃除する。

電気を使うオモチャは、内部に水がしみ込んで回路が湿ってしまうことがないよう注意しよう。少しの湿気が配線の錆びにつながる。オモチャの細かい溝や凹凸は、歯ブラシで磨くのがオススメだ。

そしてぬいぐるみなど布製のオモチャは汚れやすく、清潔さを保つのが難しい。汚れがある状態では子供もぬいぐるみもかわいそうだ。毛がないパーツはやはりアルコールを絞った布で拭く。毛に覆われている部分はブラシで丁寧に汚れを取ってあげよう。同時に毛並みを整えてあげることで見違えるように可愛らしさも取り戻せるだろう。

こうしたコツや、使用アイテムのポイントなどは、株式会社トラーナがアップしている動画で確認できる。

同社は乳幼児向けオモチャのサブスクサービス「トイサブ!」を展開しており、20万個を超えるオモチャのお手入れを行ってきた。コロナ以前から、高濃度(77%)のアルコールや次亜塩素酸を活用している。そんなプロの手法を家庭でも応用できるようにと作られた動画だ。

コロナ禍で、家庭でもオモチャの消毒などがされるようになった反面、不適切なお手入れで傷めてしまうケースも増えているという。

正しいお手入れで
大事にする気持ちも育もう

まだ幼い子供は、オモチャを舐めたり噛んだりしてしまうこともある。衛生面でも、オモチャを長く快適に使うためにも、適切なお手入れを心がけよう。

子供と一緒にトライしてみてもいいだろう。大好きなオモチャをキレイにすることなら、子供は遊びの延長で楽しんでくれるかもしれない。そうしたことが衛生への意識やモノを大事にする気持ちを育んでくれるはずだ。


文:平井達也

連載記事 連載記事

〈連載〉照英さんの「子育て・夫婦のお悩み」一緒に考えます!
〈連載〉寺島知春さんの「非認知能力を育てる絵本」
〈特集〉「おうちで・楽しく・短時間で」実践に使える英語力をみにつける
〈連載〉てぃ先生の子育てお悩み相談室
〈連載〉小島慶子さんが語る「子育て 世育て 親育て」
〈連載〉平田オリザ “わからない”を超えるチカラ -演劇×コミュニケーション能力-
〈連載〉鶴岡そらやす先生の「子供の力を信じて伸ばす関わり方」
〈連載〉アフロ先生・阪田隼也さんの「大人と子供が響き合って、育ち合う」
〈連載〉佐藤卓/親子の「デザイン的思考」入門
〈連載〉和田明日香さんの「むずかしくない食育」
〈連載〉照英さんが実践する「子供の才能を伸ばす接し方・話し方」
〈連載〉谷崎テトラの「未来の地球人育て」
メニューフォームを閉じる

FQ Kids | 親子のウェルビーイング教育メディア

メニューフォームを閉じる