2024.10.31
2020.10.10
2021.08.11
ハロウ安比校のキャンパスが建つ岩手県八幡平市の安比高原。自然豊かな環境の中で、生徒たちは満天の星を眺める天文学の授業、スキーやゴルフといったスポーツを楽しめる。
英国で450年の伝統があり、元首相チャーチルらも学んだ世界トップクラスの名門校・ハロウスクール。その姉妹校となる「ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン」が2022年8月、岩手県の安比高原に開校予定だ。満11~18歳を対象とした全寮制のインターナショナルスクールで、開校時には満11~14歳(小学校6年生~中学校3年生)の生徒約200人を募集。
安比の大自然を最大限に活用した学びと、英国式ハロウ教育で、世界トップクラスの大学への進学はもちろん、将来世界で活躍できる人材の育成に力を入れている。エントリーは2021年秋頃から。
ハロウスクールはアジア地域で20年以上の経験があり、香港、上海、バンコクなどでも学校を展開している。
ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン
HP:www.harrowappi.jp
森の中のカヌーも子供たちの大好きな遊び場。グリーンメドー・ワルドーフスクールのFGは2018年にスタートした。©Green Meadow Waldorf School
アメリカでは、野外授業を提供する幼稚園「フォレスト・キンダーガーデン(FG)」が急増中。新型コロナウイルスの感染拡大から遠隔授業が増え、親たちが心配するのが子供たちへのパソコンの影響。FGはその対策になると、人気が高まっている。「グリーンメドー・ワルドーフスクール(Green Meadow Waldorf Schoo)には7歳までの幼児15人が通うFGがあります」と広報部長のヴィッキー・ラーソンさん。
授業では、木登りや小川遊び、木株に座って読み聞かせも。ある調査では、野外授業はストレス軽減や自制心の向上にも効果があることがわかっている。子供からも「毎朝起きるとFGに行くのがうれしい」と満足の声が聞かれる。
グリーンメドー・ワルドーフスクール(Green Meadow Waldorf Schoo)
HP:www.gmws.org
文:大山真理
オフィスが集積するパリ市に隣接したビジネス街ラ・デファンス地区。©Yukinobu Shuzui
2021年7月1日から、フランスでは全ての父親が「父親休暇」を取ることになる。内容もこれまで11日間だった父親休暇が25日間となり、子供の誕生前後に取れる誕生休暇と合わせて最長28日に。うち7日間は義務化される。
休暇は、無期雇用や有期雇用の正社員はもちろん、一時雇用でも等しく与えられ、給料も支払われる。養子縁組した場合や事実婚、同性婚のパートナーも対象だ。フランスのマクロン大統領は「母親だけが子供の世話をしなければならない理由はない」と今回の改正について演説で述べた。違反した企業には罰則が科せられる。
文:守隨亨延
ネットで知り合ったクラスメートたちに会いにいけるのはいつの頃になるだろうか。
コロナ感染防止のため、小・中学校が閉鎖されたのは約1年前のこと。当初は物珍しさも手伝い、在宅のオンライン学習に意欲的だった生徒たちだが、一日中PCを前に勉強するのはもう退屈! と音を上げる子も増えている。
そこでオランダで導入されたのが、障がいのある子供たちをオンライン授業に招待して一緒に学ぶ制度だ。新しいクラスメートとオンラインでつながったことで、授業に新鮮味が増し、積極的に勉強する子も増えたそうだ。障がいのある相手への思いやりや、尊敬の念を持つことも学ぶことができるため、情操教育的にもメリット大だ。
文:稲葉かおる
「Avanzato」と書かれているのが評価。「高度」(日本でいう「優」)の意味で、10段階評価の9、10点に当たる。
イタリアでは感染状況によって断続的に学校閉鎖が行われている。2020年9月以降、中学校以下は比較的対面授業が行われてきたものの、時間差登下校による授業時間の短縮や、先生の病欠や感染による学級閉鎖などもあって十分な授業ができていない。十分な通信環境がないことなどから、 オンライン授業にうまく対応できない生徒もいる。
そのような状況で小学校の通知表は無しにすべきと言う声もあったが、最終的に通常10段階評価のところ、点数制にはせず、「高度」、「中間」、「基礎」、「初歩段階」という形で評価することに。本来5以下は落第だが、そのような厳しい処置を避ける目的もあるようだ。
文:田中美貴
パリ市内東部ベルシー地区にあるスケートパーク。
©Yukinobu Shuzui
東京五輪から新種目としてスケートボードが加わった。2024年の五輪開催地であるパリでは無料で遊べる公営スケートパークが各所に点在。ビジネス街の一角を造り替えたものから屋根付き全天候型のパークまで、スタイルは様々だ。
親に見守られた子供たちがプロテクターを付けて練習に励む姿を見ていると、若者を中心としたストリートスポーツのみならず、市民スポーツとしてスケートボードが着実に広がっている様子を実感できる。なおパリ五輪でスケートボードは、シャンゼリゼ通りの起点コンコルド広場で開催される予定だ。
パリの子供たちもスケボーに挑戦中! ©Yukinobu Shuzui
文:守隨亨延
FQ Kids VOL.06(2021年春号)より転載
編集部のオススメ記事
連載記事